「会社員は副業したいわけじゃない」給料上げろ！と嘆いても無駄なのです

「会社員は副業したいわけじゃない。」というTweetが話題になっているようです。

会社員はみんな副業したがってる、みたいなイメージを付けようとしてますが、副業したいんじゃなくてお賃金が足りないんですよ。また目的と手段が入れ替わってる。

— てとら@ITなんでも屋 (@TETRA_IT) October 19, 2020

Tweet主の方はどうやら私とほぼ同業のようなのですが、確かにご意見ごもっともだと思います。

でもね・・・

残念ながら今の状況を嘆いていても何も始まらないのも事実なんですよね。

賃金足りないと嘆いても始まらない。
「会社員は副業したいわけじゃない」核心をついたツイートに共感の声 – あなたはどう思う? | マイナビニュース https://t.co/UA5V80nuJq

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) October 24, 2020

会社員と副業に対して改めて考察してみます。

1 サラリーマンは本当は副業なんてしたくない

サラリーマンは本当は副業なんてしたくない

誰だって副業はツライ

副業って簡単じゃありません。

毎日朝早く起きて会社に行き、早い日は８時間、ちょっと残業になると１０時間以上働いて、肉体的疲労とストレスを抱えて自宅に戻る。

せめて帰宅後や週末くらいは仕事を忘れて自由に過ごしたいのに、副業をするということはその貴重な時間を割いてまで働かなければならないのです。

今軌道に乗っている人だって、みんなどこかでツライと感じて辞めようと思ったことはあるはずです。

ピカタロウ

以前、副業のアフィリエイトで月２０万円くらい稼げていた時期がありましたが、とても暇なプロジェクトで仕事の重圧もかなり低かったからできたようなモノでした。

激務のプロジェクトに放り込まれた途端に副業収入は激減し、あっという間に泡のようにはじけてしまいました。

2018.05.09月20万円あったアフィリエイト収入が1年で500円に減った理由

そりゃ誰しも副業なんてやらなくていいモノならやりたくない。

ですが、今サラリーマンは副業をしないとある程度自分が望むような暮らしは出来ない時代に突入してしまったのです。

コレばかりは時代を嘆いても仕方ないし、諦めざるを得ないのも事実なのです。

2020.10.12副業がサラリーマンの必修科目になる時代【自分の身を守る方法】

本業だけの収入で暮らしたいという幻想

ホンネを言えば副業なんてしたくないという気持ちはわかりますが、老後まで考えて十分な収入を得ることができるか？というコトを真剣に考えるべきだと思うのです。

「副業したい訳じゃなくて賃金が足りない」
って言うけど日本は著しく生産性が低いんだから賃金少なくて当たり前なのよね。
さらに社会保障の負担も増えて手取りは減る一方。
足りない賃金は会社に頼らず自分で稼がないとイケない時代なんです。

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) October 21, 2020

日本の労働生産性は、相も変わらず先進国で最下位を継続しています。

コレが日本の現実。
今年も先進国最下位。日本の労働生産性の課題と持続可能な生活のためにもっと大事なこと(やつづかえり) – Y!ニュース https://t.co/gjy3Ku50Q4

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) October 24, 2020

このデータに信ぴょう性があるかどうかはさておき、日本人は他の先進国と比べて働いている時間に対する収益力が断然低いのは明らかなようです。

３０年前は世界の時価総額ランキング５０社の中に３２社も日本企業が独占していたのに、今は４０位台にトヨタ自動車１社がしがみついてるのが現実です。

完全にITの流れに乗れなかった日本の弱さ。
平成最後の時価総額ランキング。日本と世界その差を生んだ30年とは？ https://t.co/2GLhZPpvJi #startupdb @startupdb_comより

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) October 24, 2020

さらに容赦なく進んでいく少子高齢化の流れにより、現役世代の社会保障負担はモリモリと積みあがっていき、いくら収入が増えても手元に残るお金はごくわずか。

そんなオワコン国家となっている日本企業に勤めていて、同じ仕事をしているのに給料だけ上げてくれ！というのは虫がいいにもほどがあるということなのです。