会社を辞めてスキルアップ・資格の勉強を始める人は成功しない【実例を紹介】

大手航空会社が自社の社員を他社に出向させてまでなんとか雇用を維持する方向に動いているようです。

もう限界ギリギリなんだろね。
【独自】ＡＮＡ、トヨタに社員出向受け入れ要請へ…２２年度までに３５００人削減（読売新聞オンライン） https://t.co/GhcDVf1Tml

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) October 24, 2020

航空・旅行・サービス業・飲食業などは以前苦しい経営を強いられています。

こんな状況だからいっそのこと会社を辞めてスキルアップとか資格の勉強でも始めようか？

と、思っているのであれば、それは非常に危険な考え方です。

「資格の勉強するため」とか「技術を習得するため」にまず会社を辞めて…という考え方は絶対ダメです。
そもそも本気な人は会社辞めなくても勉強を始めてる。
会社を言い訳にしてたら資格・技術なんて身につかないし、そもそも資格・技術を身に着けて転職できる保障なんてどこにもないですから。

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) October 14, 2020

なぜ会社を辞めて勉強しようという考え方はダメなのか？

実例を挙げて解説していきます。

会社を辞めて勉強を始める

会社を辞めてIT系のスキルアップを求めたAさんの例

AさんがIT系のスキルアップが必要と考えて勉強を始めたのは３５歳の頃でした。

Aさんは、学生時代海外留学をしていた経験があり、英語力は相当のレベルだったんだそうです。

その英語力にプラスアルファITのスキルを身に着ければ無敵になれると考えて一念発起、会社を退職してIT系の学校に通い始めました。

ITスクールに通い始めた当初は、ある程度カリキュラムについて行けたAさんでしたが、次第に周りの生徒から遅れるようになり始め、徐々についていけなくなってしまいました。

結局、カリキュラムの後半はほとんど授業に出てこなくなり、最終的にIT系の資格取得も果たせず、元の職種と同じような会社に転職していきました。

Aさんに限らず、会社を辞めて勉強を始めるような人は、多くの場合うまくいかずに挫折してしまいがちです。

会社を辞める必要はない

なぜ会社を辞めて勉強を始める人が成功しないのか？

いろんなケースがあると思いますが、多くの場合「本気度が足りない」からなのです。

そもそも・・・

本気でスキルを身に着けたい！資格を取りたい！と考えている人は、会社に勤めながら勉強しているのです。

自分では、会社を辞めることで退路を断っているように思っているのかもしれませんが、会社を辞めて雇用保険で生活しながらさらに教育訓練給付金を受けているような人が本気で何かを変えたいと考えているようには思えません。

本気でスキルを身に着けたい！と思っている人たちは、授業が終わっても最後まで居残りして勉強を続けていました。

実力判定テストでも常に上位。

資格取得にも積極的で、カリキュラム終了後いち早く資格を取得していました。

今は会社を辞めて勉強する時代じゃない

今はオンラインで授業を受けられる時代です。

コロナウイルスの影響から、各スクールはオンライン授業に力を入れていますので、会社を辞めないと勉強できないような状況ではないんです。

厳しい言い方ですが、会社を辞めないと勉強できないというのは言い訳でしかないのです。

特にコロナによる不況で世界経済が苦しい状況の中、とりあえず会社を辞めてしまおうというのは非常に危険な考えです。

2020.09.29【2020年転職事情】今は会社を辞める時期ではありません！【転職は慎重に】

本気でスキルを身に着けたい！資格を取りたいのであれば、今すぐ行動に移すことが何よりも重要です。

忙しくて勉強する時間がない！と言っているようでは、一生勉強する時間を取れずに終わってしまいます。

何かを本気で学びたいのなら、一番大事なのは行動力！

とりあえず重たい足を一歩踏み出し始めれば、数年後大きな成果に結びつくかもしれません。

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