現役システムエンジニアが副業で社労士開業した理由【国家資格で稼ぐ】

システムエンジニアとして勤務する傍ら、社会保険労務士としても活動しています。

開業社労士として登録してからすでに6期目を迎えていますので、社労士としての活動期間もそこそこ長くなってきました。

  • 社労士として独立しないの?
  • 会社辞めないの?
  • なぜ副業で社労士やってるの?
  • なんでSEなのに社労士資格取ったの?

などなどいろいろと質問される機会も多いので、なぜシステムエンジニアが副業で社労士をやるようになったのか?

こちらで紹介してみます。

これから副業を考えている方や、資格の活かし方を考えている方の参考になれば幸いです。

なぜシステムエンジニアが社労士をやっているのか?

なんで社労士資格を取ろうと思ったの?

システムエンジニアなのになんで社労士資格を取ったの?とよく聞かれますが、以前から取りたかい資格だったからというのが一番の理由です。

20代の頃、就活に失敗して仕事を転々としていた頃、当時はアルバイトだからといって待遇の悪い会社は山ほどありました。

  • 社会保険に加入しない
  • 雇用保険に加入しない
  • 有給休暇がない
  • 正社員との待遇格差

法律や社会保険制度を知らないことによって、自分も含め不遇な立場になってしまう人たちを数多く見てきたんですね。

そんな人たちの力になりたい!という思いで社会保険労務士資格を取りたかったのです。

もう一つの理由としては、経営側に回った時必要になると思ったからです。

以前勤務していた会社では、最終的に取締役という立場だったんですが、その立ち位置になった時、ITスキルよりも法律知識が必要になる!と思って社労士資格の勉強をしたのがキッカケです。

なんで副業で社労士をやってるの?

社労士資格に合格したのは2010年なんですが、資格取得後「どうやって社労士資格を有効活用すればいいのか?」いろいろと悩みました。

有り難いことにシステムエンジニアとしての仕事は、次から次へと入ってきている状況でしたので、すべてを投げ打って社労士で勝負するのはちょっと・・・

とはいえ、せっかく猛勉強して取った資格だからなんとか活かしたい。

そんなジレンマと葛藤していたら、あっという間に資格取得から数年が過ぎていきました。

ピカタロウ

士業と呼ばれる資格に合格した後、多くの方がこの壁にぶつかると思うんです。

実際に開業してみたはいいが、上手くいかずにサラリーマンに戻ったという人も多いと思います。

資格の活用を模索し「開業塾」的なところに参加することも考えていましたね。

起業塾とか開業塾とか行くだけ無駄【稼ぐ方法は誰も教えてくれない】

そんな時でした、友人が経営している会社に労働基準監督署の是正勧告が入ったのです。

就業規則もない、36協定も知らない、適性に社会保険にも加入していない。

困り果てた友人が社労士資格を持っている私に相談してきたのです。

それがキッカケで友人の会社の顧問社労士をすることになり、開業手続きを踏んだというのが副業社労士の始まりです。

社労士だけで独立しないの?

社労士で開業してるのなら独立して専念すればいいのに?

と言われることも多いのですが・・・

システムエンジニアという仕事が順調なため今社労士に専念する気はありません。

ITエンジニア不足は深刻です。

経験値が高く、スキル知識レベルも高いシステムエンジニアは、どこも喉から手が出るほど必要な人材ですので、しばらくシステムエンジニアの仕事は続けると思います。

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副業社労士として取り扱っている業務は?

事務所として請け負っている業務はこんな内容です。

  1. 就業規則作成及び更新
  2. 賃金計算
  3. 各種手続き(36協定等)
  4. 助成金申請
  5. 労務コンサルティング
  6. HP作成及び更新
  7. オフィスLAN構築

1~5までは一般的な社労士業務ですが、6以降はIT系のサポート業務になります。

社労士業務だけじゃなくIT系の相談も一括で出来るから重宝されているのかもしれませんね。

副業社労士の収入と仕事量はどれくらい?

社労士事務所としての収入は、年間200万円に届くかどうかというレベルですので、それほどいただいているワケではありません。

スポットの作業の量次第で収入は多少増減しますが、安定した収入があるのは有難いですよね。

毎年、副業の収入は紹介していますので興味のある方はコチラをご覧ください。

【2021年最新情報】サラリーマンが副業で長期間稼ぎ続ける方法を紹介

業務量としては、月間30時間程度と決めています。

コレ以上の作業量が出るのであれば別途請求させてもらいますが、顧問先もメイン業務があることを認識いただいているので、そこまで過剰な要求はしないようにしてくれています。

ピカタロウ

もっと気合を入れれば副業側の収入を上げることも可能なんですが、コレ以上やってしまうと肉体的・精神的バランスを崩すことを危惧しています。

副業は出来る範囲で続けることが長く続ける秘訣なのかもしれません。

新しい国家資格の活かし方

上述したように私が社労士を副業で活用できたのは、いろいろな運と巡りあわせが重なっただけで、早い話が偶然ですw

ですが、国家資格を取得した皆様も、あまり肩ひじを張らず・・・

国家資格で副業する!

くらいのリラックスした活用法を試してほしいのです。

別に社労士資格を取ったからと言って社労士1本で独立しなきゃイケない訳ではありません

社労士という専門知識を他のビジネスの一環として活用すればイイんです。

資格を取ったからと言ってすぐに独立開業して成功できるほど甘い世の中ではありません。

まずは、副業として活用しながら軌道に乗り始めたら専任に切り替えればイイ。

国家資格の使い方をもう少し気楽に考えると、新しい資格の活用法が見えてくるはずです。

 

まずは資格を取らなければ話になりません。

社労士資格は、会社員として働きながら取得できる資格です。

迷っているのならばまずは資格取得の勉強から始めてみましょう。

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