【悲報】50歳で知人の会社に転職なんて地獄しか待ってませんよ

知人の50歳の男性(以後Tさんとします)が、ついに仕事を辞める決意をし、知人の会社に拾ってもらうことになったんだそうです。

まぁ、円形脱毛症になるほど苦しみ、悩みぬいた挙句の決断なので最善の結果になることを祈りたい。

のですが、50歳で知人の会社ましてやジョブチェンジでの転職なんて・・・

もはや地獄絵図でしかありません

なぜTさんの決断はダメなのか?

解説してみます。

50歳の転職

Tさんの経歴

まずTさんの経歴を簡単に紹介しておきます。

Tさんは高校卒業後、仕事をふらふらと変えてた時期もありましたが、しばらくして建築設備系の会社に入社

若い頃は職人として過ごしていましたが、徐々に仕事を取りまとめる現場監督としての立場にシフト。

もう20年近くも設備系会社の監督などをメインにやっていました。

当初は会社員だったみたいですが、しばらくして会社から独立の話を持ち掛けられ個人事業主として活動。

ただ契約としては個人事業主だったようですが、そんなの表向きだけで実際はほぼ会社の指示を受けて動いていたんだそうです

おそらく会社が個人事業主という契約形態に変えたかったのは、労働基準法などの制約を受けないようにするためなのでしょうね。

人手不足の建築業界ですから、仕事の依頼は山ほど降ってくる。

元来マジメな性格で、働けば働くほど稼ぎが増える個人事業主だから、Tさんは休みも取らず猛烈に働き続けた。

月の休みは多くて3日もあればいい方。

昼夜問わず働き続けてきましたが、40半ばを過ぎさすがに限界が訪れた。

体調も崩すようになり、頭には500円玉ほどのハゲが複数できるようになってきた。

もうこれ以上は続けられない。

ついにTさんは会社を辞め知人の会社へ転職することを決断しました

ただ、激務から逃れられたのはイイんですが、これから先もっと厳しくなっていくのは間違いありません

50歳から異業種は厳しい

まず50歳で異業種への転職というのは相当厳しいです

Tさんのように30年近く同じ仕事をしてきた人が、新しい仕事を覚えるまでどのくらいかかるのか?

当然営業職となれば今まで使ってこなかったパソコンだって当然使いこなさなければイケません。

若くて柔軟性のある人なら1年から3年もすれば、あっという間に仕事を覚えていくでしょう。

ですが、50歳にもなったオッサンが、一から仕事を覚えることがどれだけ苦痛なのか?

よく考えてみるべきです。

会社の自分より一回りも若い奴らが、自分より圧倒的に仕事ができはずです。

今までは若い職人を面倒見てた人が、これからは若い先輩に使われるようになるのです。

よほどプライドを捨てられる柔軟な人材じゃないと、50歳からジョブチェンジなんて無謀な挑戦なのです。

辞められない社員の取り扱い

会社員が気持ちよく働くためには、会社をマウントする立場になるべきです。

つまり、こんな会社いつでも辞めてやるよ!

こんな気持ちで働いている人は、ほぼストレスフリーで仕事ができるのです。

ITエンジニアは会社をマウントする立場になろう【いつでも転職】

ですが・・

  • この会社を辞めたら後がない
  • この会社を辞めることが出来ない
  • 辞めたらこの先行くところがない

という立場になってしまうと、会社からマウントされる立場になってしまいます

こんな立場になったとき、ちょっとタチの悪い上司に捕まるともう悲劇でしかありません。

お前ウチ辞めたら行くとこねーぞ!と最上段からマウンティングする上司は、この世の中の最低最悪の人物です。

50歳、異業種へのジョブチェンジで知人の会社に拾ってもらうとなると、間違いなくこのマウントされる立場になるはずです。

その先で最低最悪の上司が着いてしまったら・・・

もはや目も当てられません。

知人の会社の最大のデメリット

友人・知人の会社への転職は絶対にやめた方がイイです

入社当初はそりゃ知人のお客様ですので優遇してくれるでしょう。

一から人間関係を構築する必要もありませんので、楽といえば楽です。

でもね、そんなの最初の1か月くらいですよ。

お客様的立場だったはずなのに、徐々に普通の社員と同じ扱いになっていき、いずれ知人が上司という立場が苦痛になってくるんです。

今まで「オイ!〇〇!」

と呼び捨てにしてた友人をいつからか「〇〇さん」と呼ばなきゃいけなくなるようになり、そのうち「〇〇部長」のように呼ぶようになるのです。

段々雇った方も雇われた方も居心地が悪くなり、結果として貴重な友達を失うことになるのです。

知人への会社への転職で上手くいった話はほとんど聞いたことがありません

50歳でも転職先に悩まなくよくなるためには

50歳になってもまだまだ行く先はいくらでもある。

こんな人材になるためには、日ごろこんなことを意識しながら生活すべきです

  • 価値のある経歴
  • 価値のあるスキル
  • 需要のある業界
  • 価値のある資格

どれか一つでも構いませんが、もしすべてをパーフェクトに満たしているのであれば、50歳になっても60歳になっても仕事に困ることはないでしょう。

>30代、40代が見えてきたときに自分には大した経歴がないなぁ・・・

と感じたらスキルアップに没頭すべきです

>経歴もスキルもないしなぁ・・・

と感じたら常に需要が絶えないITのような業界へ挑戦すべきです

>自分には何もないなぁ・・・

と思うのなら資格取得に挑戦すべきです

何にもしないで50歳になり、仕事イヤだからって転職してもイイことなんてある訳ないんです。

50歳になったとき知人の会社しか選択肢がない!という状況だけは絶対に避けるべきだと思うのです。

ピカタロウ

個人的には資格が一番裏切らないと思います。

資格なら誰でも勉強すれば取得できます。

やるか?やらないか?で未来は確実に変わるのです。