若い頃少しくらい遠回りしたっていんじゃね？
これだけの売り手市場なのに就職活動面倒くさいからって就職できなくてもいんじゃね？
若い頃ちょっとくらいニートしてたっていんじゃね？
20代フリーターで過ごしちゃってもいんじゃね？
その経験もどっかで役に立つからさ。
ニートとかフリーターの経験
ロスジェネの職歴
ロスジェネで就活に失敗したオッサンの20代の職歴（ってかバイト歴）はこんな感じ。
- 宅急便の仕分け
- 左官屋の手もと
- 塗装屋の手伝い
- ビラ配り
- 引っ越し
- ビルメンテ
- 床清掃
- 道路工事の警備
- ルームクリーニング
- 出版会社の仕分け
- 通行料調査
- 運送屋
- レンタカーの店員
- スロプロ（もどき）
ありとあらゆるバイトをやっては生活費を稼いできた。
こう言ってはなんだが、ぶっちゃけ底辺みたいな仕事もやっていた。
せっかく大学出たというのに何をやってんだか。。。
20代はしょっちゅう自己嫌悪に陥り、こんな自分が嫌で嫌で仕方がない時もあった。
でもね、そんな経験だって貴重な今思うと貴重な経験なんだよね。
いつか必ず自分のためになるんだって。
フリーター時代が役立つ
先日久しぶりに夜間の立会い業務のため一晩中仕事をした。
いわゆる夜間対応だが数年ぶりだ。
朝から業務に追われ、そのまま夜間対応。
もう50歳が見えてきているオッサンにはキツイ仕事だ。
こんな仕事いつまで続けなければイケないのか？
そこそこ好きでやっているシステムの仕事とはいえ、たまに心が折れそうになる時もある。
深夜疲れた目をこすりトイレへ向かった。
深夜のトイレはシーンと静まり返り、深夜特有の冷たい風が注ぎ込んでいた。
あれ？この深夜のトイレの感じ、どこかで味わったような・・・・
そうだ、宅配便の仕分けのアルバイトをやってた時のあの感覚だ。
夕方、駅の集合場所に向かうと護送車のような宅配便のバスがターミナルに流れ込んでくる。
そのバスに乗り込むのは、一夜限りの労働で日給を稼ごうとする堕落者ばかり。
学生とかオッサンとかおじいちゃんとか外国人とか、多種多様な人たちがバスに乗り込んでいく。
そのバスに乗ると次の日の朝まで倉庫から出ることは許されない
一晩中、流れてくる宅配便を仕分けては積み込み、ただひたすら朝を待つ。
朝になると現ナマで給料が支給される。
ペラペラの封筒に包まれた一万円札。
労働の対価ではあるのだが、なぜかむなしさを感じる一万円札。
底辺の仕事という気持ちがあったからなのだろうか、若いとはいえ心がえぐられる仕事ではあった。
「あの頃よりはマシだよな」
この思いが今の自分を支えてくれる。
今の仕事はツライ。
責任も負わされ高いレベルを求められプレッシャーに押しつぶされそうになる時もある。
でもでもね、あの頃よりはマシなんだよ。
あんな夢も希望も持てなった底辺だったあの頃よりは全然今の方が幸せなんだよ。
ニートとかフリーターをやって苦しい生活をしていた奴らは、仕事の有難みを痛いほど知っている。
椅子に座ってパソコンに向き合ってればお金がもらえる。
そんなあまっちょろい仕事じゃない。
極寒倉庫の中で一晩中荷物を仕分けてようやく受け取った一万円札の苦労をお前らは知らないだろ！
それを知っている、それを経験している奴らは仕事をリスペクトすることができるんだよね。
若いころに遠回りしたってイイんだよ。
逆にその頃の経験が将来の自分に絶対に役に立つはずだから。
休める時は目イッパイ休んでおいた方がイイ。
すべてを解放しきってからもう一度現実と向き合えばイイのさ。
