一部上場の大企業富士通が45歳以上の社員に対して早期退職を推し進めています。
安定なんてないってこと。
富士通社長に時田氏 リストラ一段落で若返り：朝日新聞デジタル https://t.co/1XW5fCqmy3— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) 2019年3月31日
富士通だけでなくNECもコカ・コーラも日立の関連会社も早期退職つまりリストラを敢行しています。
大企業だから安定しているという神話は、脆くも崩れ去ったのは間違いありません。
でもね、だからと言って中小企業とかフリーランスなんてもっと安定しませんからね。
大企業が安定している時代は終わっている
大企業はオワコンなのか？
大企業もリストラされる時代、もう大企業はオワコンなのか？
と聞かれればまったくそんなことはなく、やっぱり今も昔も大企業の方が断然安定しているのは間違いありません。
ただ大企業のトレンドは時代によって変わるということです。
これは1992年の学生が就職したい企業ランキングです。
| 順位 | 文系 | 理系 |
| １ | NTT | ソニー |
| ２ | 東京海上火災 | NEC |
| ３ | ANA | 日立製作所 |
| ４ | ソニー | 東芝 |
| ５ | 三菱商事 | 松下電器産業 |
| ６ | 三井物産 | NTT |
| ７ | 日本航空 | 富士通 |
| 8 | 松下電器産業 | 三菱電機 |
| 9 | 東海旅客鉄道 | 三菱重工業 |
| 10 | 日本生命保険 | 自動車 |
これが2020年3月卒業予定の学生が就職したい企業ランキングだそうです。
| 順位 | 文系 | 理系 |
| １ | 地方公務員 | 地方公務員 |
| ２ | 国家公務員 | 国家公務員 |
| ３ | 大塚製薬 | |
| ４ | JR東日本 | アステラス製薬 |
| ５ | JR西日本 | 日本赤十字 |
| ６ | 東急 | 武田薬品 |
| ７ | Amazon | パナソニック |
| 8 | 楽天 | 明治 |
| 9 | 集英社 | カネボウ |
| 10 | ANA |
公務員が一番人気になるあたり安定志向が伺えますが、何より違うのが大企業の推移。
1992年という事は、今の40代後半の世代が就職した時代。
その当時就職したい企業のランキングトップ10に入っていた会社も、20年もすればランク圏外に落ち込み時代の主流の企業ではなくなっているということです。
20数年前文系にも理系にも大人気だったソニーが、数年後大きな試練に立たされていたことは記憶に新しいはずです。
入れ替わる形でランクインしているのがGoogl、Amazon、楽天のような新興企業。
ですので大企業が安定していないのではなく、20年～30年もずっと大企業のトップで居続けることがどれだけ難しいか？ということ。
今天下のAppleですら一時期の勢いは無くなっています。
もしかしたら20年後Appleは、すっかり人気企業でなくなっている可能性だってあり得るのです。
中小企業とかフリーランスならどうなんだ？
それじゃ中小企業なら安定しているのか？
そんなはずあり得ません。
多くの中小企業は、大企業では賄いきれない仕事を請け負って生き延びています。
つまり中小企業の多くは、大企業の情勢に委ねられているのです。
TBSのドラマ「下町ロケット」とか「陸王」が人気なのは、弱い中小企業がみんなの力で強くなっていく姿を見せてくれるからですよね？！
でもあれってあくまでもドラマの中の話。
世の中小企業は、あんなに強くないですし、団結力もありません。
大企業が傾けば中小企業なんて木端微塵に弾け飛びます。
大企業ほど体力のない中小企業は、一瞬で跡形もなくなる可能性が大きいのです。
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それじゃフリーランスになればいい。
ってそんな思考になる方がおかしいですよねｗ
大企業が安定しなければ、中小企業なんてもっと安定しない。
中小企業が安定してないのならフリーランスなんてもっともっと安定してません。
大企業＞＞＞＞＞＞中小企業＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞フリーランス
これくらいの差があるんです。
フリーランスなんて、景気の状況どころかメインの取引先がなくなれば、アッサリと売り上げはなくなりますし、体調を崩してしまえばその時点で終わりです。
それじゃどうすれば安定を目指せるのか？
安定を求めるのならどうすればいい？
そもそも安定なんてないと思った方がイイんですが、それを言っては身も蓋もありませんよね。
少しでも生活を安定させたいのであれば、以下の2点に全力を投入すべきです。
- 一つの会社に依存しない
- 収入減を一つに絞らない
これがもっとも大事なことです。
1は、こんな会社いつでも辞めてやるよ！
オレはどこへ行っても生きていけるという真のスキルを身に着けることです。
ITエンジニアであればどこへ行っても食っていけるはずです。
どんなに不景気になったってITエンジニアの仕事は、これからの時代無くなりません。
だから管理職なんかやってちゃダメ、自分の会社の仕事しかできない人は他へ行ったら通用しません。
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2は、本業のサラリーマン以外のもう一つ新たな収入源を作ることです。
仮に副業で10万、20万円稼げていれば、最悪会社を解雇されたところでしばらく生活することは可能です。
会社を退職したことを契機に副業を伸ばして本業に切り替えていくことだって出来るはず。
だからこそ、サラリーマンをやりながら副業をする。
これが人生を安定させる最も確実な道なのです。
大企業も中小企業もフリーランスもみんな安定なんてしてません。
サラリーマンだけ、フリーランスだけ、どちらに寄ってもダメなんです。
安定を求めるのならば、両方やるのがこれから先最も生活を安定させる方法なのです。
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