30代文系卒の業界未経験者がシステムエンジニアになれるのか？

システムエンジニア（以下SEという）というと理系の難しい仕事だと思っている人はまだまだ多いようだ。

だけどね、SEなんて今時難しい職業ではないし、理系じゃないと勤まらないなんて業種では全くもってない。

もし、あなたが20代、30代で業界未経験。でもSEという職業に就きたいというのならこのブログが少しでも参考になればと思う。

30歳未経験からのSE転職

実際筆者は現在40代半ばだが、SEという職業に付いたのが30歳の頃。

それまでは定職にも就かずプラプラしていたのだ。

大学を卒業後、ロスジェネで就職活動に惨敗した自分は、真の堕落者としての人生を歩み始める。

毎日起きてもやることがない。大学も卒業してしまったので学校も行かなくていい。会社にもいかなくていい。親も呆れながらも飯だけは食わしてくれる。となれば、暇すぎて脳みそが腐りきってしまうほどやることがない堕落した日々を送っていた。

当時楽しみにしてたのは、午後のワイドショー。

オウム真理教が世間を騒がしていた真っ最中だったので、毎日ワイドショーのオウム特集を見ることくらいが楽しみだった。

その後、アルバイトを転々とし、最後のアルバイトを辞めたのが30歳目前の29歳。

いい加減自分のアホさ加減に気付き、そろそろ就職せな！と転職雑誌を眺めてみるも・・30歳アルバイト経験しかないなんて人間を雇ってくれる会社なんてどこにもない。こりゃ本気でやばい。何とかしないと本当の堕落者になってしまう。。

そんな当時みつけたのがシカクの教室とかそんな名前の雑誌だったと思うが、誰でも未経験からネットワークエンジニアになれるという見出しだった。

まぁ早い話がIT関連のスクールの広告にまんまと引っかかったのだ。

その学校はLinuxという機械（当時はUNIXなんて知らなかった）か何か知らないが、それを専門的に学べる学校だった。

実は独学などでホームページ作成の知識くらいはあったのだが、Linuxなんてなんだかよくわからない。ただ30歳から学んでも遅くない！という話を鵜呑みにし藁にもすがるようにその学校に入ることにした。

学校のカリキュラムを追え、なんとかLinuxとNWの資格を取得しいざ就職活動。

すると12月からはじめた就職活動は、5社目ほどで内定をいただくことに成功し、1月から晴れてSEとして就職することが出来たのだ。

ぶっちゃけSEの仕事って何するの？

いくらIT系の学校に通っても、実務で何をするかなんて誰も教えてくれない。メチャメチャ不安だった。

アルバイトしかしてこなかったのに、こんなオレでSEの仕事なんて出来るのか？

だが・・・案ずるより産むが易し。まさにこの言葉通り、SEの仕事だからって特別なことは何も無い。

今までアルバイトでいろんな仕事を経験してきたが、SEの仕事だって他の仕事となんら変わることは無い。ただ目の前にコンピュータがあるだけ。毎日ExcelとかOutlookだでメールを眺めなければいけないただそれだけなんだ。

もちろん、ある程度の向上心は必要。困った時なんでも人に聞くんじゃなくググれカス！と呼ばれる前に積極的にググる。その程度でも十分SEなんて仕事は勤まってしまう。

文系だって理系だって特に変わらん。もちろんITアナリストのような高みを目指すのなら多少理系のほうが有利かもしれないが、PM、SEクラスであれば十分勤まるもの。

恐れることは無い。20代、30代であれば十分ジョブチェンジは可能。こんな堕落者の自分が言ってるんだから間違いない。