フリーランスエンジニアのデメリット!正社員転職の方が絶対楽ですよ

自由な働き方と収入面からフリーランスエンジニアに憧れる人は多いと思います。

嫌な上司はいないし、好きな時に自由に休めるし、自分が働きたい職場で働けばいいし、搾取されなくてすむし。

確かにフリーランスエンジニアのメリットってイッパイあるんですが、その分デメリットも非常に大きいんです。

自分がフリーランスから正社員に転職したのもそのデメリットに嫌気がさしたからなんです。

ここではフリーランスエンジニアのデメリットをお伝えしてみますので、最後までお付き合いください。

フリーランスエンジニアのデメリット

休むと収入が下がる

フリーランスエンジニアは、当然働けば働くほど収入は上がります。

ですが、その反面休めば休むほど収入は下がる

当たり前なんですが、それが結構厳しい。

直近、同じプロジェクトで働いているエンジニアがいるんですが、彼は最近フリーランスになったんだそうです。

会社員を辞めてフリーランスに転身した理由は、会社組織に疲れたからなんだとか。

ですがその彼、なんとフリーランスになったとほぼ同時に体調を崩してしまったそうで・・・

詳細までは聞いてないんですが、ちょっと重めの病気らしく、週に1回は通院する必要があり、残業は一切医者から止められている状態なんだそうです。

こうなるとフリーランスは厳しい。

自分の身体だけが資本ですので、しばらく楽な仕事に回してもらうとか有給休暇でフォローするとかできないんですよね。

体調を崩し仕事量が減ってしまえば収入もそれだけ目減りする。

そのせいか毎日不安な日々が続いているらしく、その不安がストレスになりさらに体調は悪くなっていく・・・

完全に悪いループに入り込んでしまっています。

フリーランスは自分の身体が資本ですので、少し体調を崩してしまうと不安が増大していってしまうんですね。

孤独感半端ない

フリーランスになると突如訪れる孤独感

今まで当たり前のようにいてくれた同僚もいなくなり、あれだけ嫌だった上司とか社長が恋しくなってくるくらい。

それくらいフリーランスの孤独感は半端ないです。

基本一人で孤独が好きという人ですら孤独にやられてしまうのがフリーランス。

人間が嫌い。

極度のコミュ障。

人と会うのが好きじゃない。

そんな人じゃないとフリーの孤独には耐えられませんから。

フリーランスは自由ですが孤独に耐えられないと生き残れません

個人事業主契約NG

近年増えているのが個人事業主との契約NGという会社。

以前も大企業は直接個人事業主とは契約はしてくれませんでした。

ですのでレバテックフリーランスのような会社を一社経由して、その会社と契約することで個人事業主も大手企業で働くことが出来ました。

それが、最近では一社経由しても契約不可。

個人事業主自体がNGという会社増えているんです

それじゃ一人で法人化すればいいじゃんと思うかもしれませんが、その会社にも一定の基準を求めてきたりするのです。

大きな仕事は大手からしか降ってきません。

その大手とどれだけ距離を詰められるか?

商流をどれだけ近づけるか?がフリーランスの稼ぎの種。

その種自体が奪われてしまうと、中小企業へ案件をシフトしていく必要があります。

そうなると一気に案件の数自体が減ってしまいますので、個人事業主はこれから仕事探しに困るようになるかもしれません。

社会保険に加入できない

サラリーマンの最大のメリットは社会保険。

毎年社会保険料負担は増える一方で、手取りは減っていくばかりでいいことなんて無いように思えますが、個人事業主の方がもっと厳しい。

国民年金は高いわりにもらう金額は少ないし、国民健康保険料はバカ高い。

社会保険の場合、保険料は高くても会社が折半で払ってくれるんだから、これだけいいものはないんです。

奥さんが働いていなければ扶養でいいし、年金だって払わなくていい。

それで自分の年金は2階建て部分までもらえるんですからね。

さらに最近では、サラリーマンも確定拠出年金に加入することができますし、どんどんサラリーマンが優遇されるようになっています。

個人事業主は、社会保険・年金に関してはメリットがありません。

最近正社員も収入がイイ

システムエンジニアに限ってなのかもしれませんが、最近正社員でも収入がよい会社が増えてます

SESや派遣といった客先常駐型の会社なんですが、この手の会社が社員の還元率を引き上げ、社員の手取りを増やす取り組みをしています。

会社の取り分は20万円だけ!とか、還元率は70%など、正社員なのにフリーランスのような収入が得られる会社も増えているんです。

会社自体の利益は薄くなってしまいますが、社員のモチベーションが高まり退職率が減ることで逆に経営自体は安定していくのです。

やればやるだけ自分の収入がよくなる。

稼げば稼ぐだけ自分の手元に残る。

それなのに正社員だから、いろんな面で保護されている。

こんな働き方ならばフリーランスになる必要なんてほとんどありません

まとめ

フリーランスエンジニアは、自由と引き換えに多くのものを失います。

もちろんその分リターンも多いのですが、デメリットの方が多いと感じた人は、無理してフリーにならない方が無難です。

若くて実家住まいとかなら絶対フリーのほうがいいですが、妻子持ち、ましてや30代後半ともなれば正社員のほうが絶対イイ。

もっと収入が欲しい!

もっと自由に働きたい!

と考えているのであれば、転職エージェントに登録して自分にあった転職先を探すべきです。

フリーランスになるのは、もっと年を取ってからでも十分です。