奨学金の返済ってかなり大変です。
実際に返済するのに四苦八苦している人は数多く存在します。
奨学金はなぜ返せなくなってしまうのでしょうか?
返済できなくなってしまう理由は人間の自然原理なんです。
奨学金はなぜ返せなくなってしまうのか?
日本の大学
奨学金という借金を背負ってまで通う日本の大学。
一定層のレベルに達していない日本の大学は、単なる遊びの場です。
高いお金を払って4年間遊ぶ時間を買っているんです。
高額な学費を支払う親からすれば泣きたくなるような現実ですが、こればかりは仕方ありません。
だって日本の大学の文化がそうなんだから。
英文科に通った学生が英語を話せるわけでもありません。
法学部に通った学生が法律家になれるわけでもありません。
中には学部名が何をやってるかわからないようなキラキラネームをつけている大学もあります。
そんな学部を卒業して何を学べるのでしょうか?
どんな知識が身に付いているんでしょうか?
そんな大学に通うメリットは、大卒というレッテルを貼ってもらうことが出来る。
その程度の価値しかありません。
高いお金を払って遊びまくっていた学生に、卒業した途端はい借金返してください!
って言われたって現実味がありません。
お金を借りて勉強しに行くという意識があまりにも希薄なのです。
そりゃお金を返す気になる方が難しい。
社会人の誘惑
大学を出て会社勤めを始めるといろんな誘惑も襲ってきます。
大卒の初任給なんてたかが知れてますが、今まで貰っていたアルバイト代から比べると格段大きい金額が毎月振り込まれるようになります。
自分が働いて稼いだお金です。
そりゃ自分で使いたい!
全部使って遊びたい!
頑張って働いているんだから!
という誘惑に駆られてもおかしくない、てゆーか多くの社会人はそうなってしまうのです。
奨学金の返済なんて毎月多くて2~3万円くらいなんだから、そこだけは残しておけばいいじゃん!
なんて思えるほど若い人は賢くない。
周りはみんな働いて稼いだお金でいろんなことをしてるのに、なんで自分だけ我慢しなければいけないのか?
最初のうちはしっかりと返済分は残していたのに、いつの日からか稼いだお金を全部使い切るようになってしまいます。
貯金することすら難しい若者が、借金なんて返せるわけがありません。
仕事が定着しない
大学卒業して、就職活動に成功する人もいますが、失敗してしまう人もいます。
上手く就職したとしても、ずっと同じ会社に勤め続けられる人ばかりじゃありません。
新卒社員の3割は3年以内に辞めると言われてますし、一つの会社に定着して勤める方が難しいんです。
精神的に追い詰められてしばらく仕事を休む人だっています。
どうしても仕事が定着せずコロコロと仕事を移り変わってしまう人もいます。
なかなか安定した収入を稼ぎ続けられる人っていないんです。
そもそも借金返済って結構ツライ
そもそも借金の返済って簡単じゃない。
てゆーか、スゲー大変でスゲー辛いものなのです。
借金が簡単に返せるのなら誰も苦労はしないんです。
全額返済するためには、毎月2万円ずつ返せばイイや!
あ~、今月はちょっと出費が多いので2万円返済するお金がない。
仕方ないから来月4万円払おう。今月分は来月カバーすればイイや。
あ~、今月は4万円払わなければいけないんだけど、今月も厳しいよ。
とりあえず2万円だけ・・・いや来月ボーナス入るから来月6万円払えばいいや。
ボーナス入ったけど意外と少なかったなぁ・・・
これじゃ6万円払ったらほとんど残らないじゃん。
とりあえず2万円だけ返しておこうか。来年はボーナスも増えるから大丈夫でしょ。
というように借金返済は、いつも後回しで後手後手に回るものなのです。
悪魔のささやき勝てるほど人間は強くないんです。
一度返済が滞ったらそれを挽回するのは相当強い意志がないと出来ません。
だから多くの人は借金で人生が破綻してしまうのです。
奨学金が返せない理由
そもそも若い人が借金を返すのは無理があるんです。
問題なく返せる人の方が珍しいのです。
しかも、大学という楽園に通うためのお金なので借金を背負ったという意識が希薄なため、どうしても返済しなければ!という危機感がない。
借金を背負ったという自覚がないんです。
なので18歳くらいの若者にこれから多額の借金を背負う事を理解させる必要があります。
奨学金というのは、大学に通うために作る借金です。
あなたは卒業後安定した職業に就き数年間で必ず返済してください!!
こんな教育をビッシリとしてから決断させなければ、なかなか簡単には返せないでしょう。
だから奨学金を借りて大学に行こうと考えている人は、もう一度じっくりと考えてみるべきです。
ただ4年間遊びたい、大卒の方が就活が有利だ!という軽い理由であれば、奨学金に手を出すべきではありません。
今の時代、大学なんか行かなくたって稼げる手段は数多くあります。
小学校卒で年収700万円を超えるシステムエンジニアだっているんです。
明確な意思がある!絶対にこの大学でコレを学びたい!
そんな強い意思がある人は、奨学金制度を有効に利用すべきです。
でもそうでもないという人は、一度冷静になって考え直してみましょう。
奨学金は軽い気持ちで背負えるほど手軽な借金ではありません。