35年住宅ローンが引き起こす2つの悲劇!これでも長期ローンを組みますか?

家は買った方がイイ。老後家賃が無くなるからね。これは間違いないんだよ。

だけどね、35年ものローンを組んで買うからだめなんだよ。

お金の計算に関してはここではしないけど、35年ローンなんて組んじゃって大変な事になっている家の例を見てみようよ。

長期ローンの恐怖

なぜ長期はダメ?

まず家賃を払い続けるくらいなら住宅ローンを払った方がイイよね?という考え方は、そこからまずおかしい。

家賃は家をその名の通り家を借りるための賃料だが、住宅ローンは家賃じゃなくて借金。

借金を35年も払い続けるんですか?35年何があるかわかってますか?という事が大事。

なので10年くらいのローンで家を買うなら全く問題ないと思う。

では長期ローンを組んで家を買い、こんなことになったらどうするの?という典型例を3つあげよう。

3LDK一人暮らし

知人のS君は、持ち家派。

30代半ばで3LDKのマンションを購入し、奥様と二人で住んでいた。

だが奥様との結婚生活はわずか1年で破綻。

そうなると財産分与だなんだかんだという面倒な話が始まる。

話の顛末は詳しく聞いてないが、S君は結婚前にマンションを購入していて、奥様は後から入居してきた形。

そのため、財産分与の権利は生じなかったんだそうだが、まぁ面倒だったそうだ。

そして離婚から既に5年以上経過するが、3LDKのマンションに高額のローンを払いながら一人暮らしをしている。

広い家の隅っこにデスクをおき、パソコンを置き、ずっとそこで暮らしているらしい。

一人暮らしなら家賃6~7万円程度のワンルームで十分なのに。長期ローンを組んでしまった以上、もう後には引けない。

高層マンションに3年で疲れる

市場の盛り土問題で話題の土地のタワーマンションの一室を購入したAさん。

タワマン買うなら最上階でしょ!売る時の価値が断然違うでしょ!と意気込んで購入したのは一番上の48階。

都内を一望できる景色と、海が見える眺望はまさに絶景。勝ち組みしか味わえない風景にご満悦。

だったのはものの数カ月。

住んでみるとタワマンほど住みにくいところはない。

窓は開けられないため温度調節は全てエアコン。

夏場というかゴールデンウィークくらいになると暑くて仕方ないらしい。

当然洗濯物は全部乾燥機。地震も震度3くらいなのに異常に揺れる。

何より一番不便なのはエレベーター。

すいていれば1階から48階まで数分で到着するが、混雑時はまぁエレベーターが来ないらしい。

下に着くまで10分、20分かかるのが当たり前。忘れ物をした時なんて最悪。

下手すりゃ家を出るまでに40分以上かかることもあるんだとか。

そんな生活に3年で疲れ果て売却を決意したが、盛り土問題の影響か買い手が付かない。

そのため現在住んでいる賃貸住宅とマンションのローンの二重生活。

家庭内別居

都内に3階建てのいわゆるミニ戸建てを購入した夫婦とお子様一人のIさん。

最初は仲の良かった夫婦だが、いつの日からか亀裂が入り、数年前から最低限の連絡事項しか会話をしない家庭内別居状態。

奥様と子供は3階の部屋で寝て、旦那様は1階に一人で住みすれ違い生活を送っているらしい。

子供はもうすぐ10歳なんだそうだが、その子供も10年くらい経てば家を出ていくだろう。

それからローンは20年近く残っている。

家庭内別居状態で子供もいなくなった家に20年も住み続けなければいけないのだろうか?

そんな悲劇的な状況には立ち会いたくはない。

以上、長期ローンってこんなリスクが山ほど顕在している。

本当に家を購入する前に、もう一度考えてみた方がイイだろう。

 


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