決算賞与(年1回)という名のボーナスが支給されない理由【転職の現実】

求人サイトの企業詳細欄にこんな記述を見かけたことがあると思います。

賞与:決算賞与(年1回)

年1回だけど賞与は支払われるんだぁ・・・と思ってはイケません。

決算賞与なんて名前のボーナスはほぼ確実に支給されることはありませんので!

その理由を解説してみます。

決算賞与が支給されない理由

そもそも決算賞与って?

決算賞与という名称は、法律で定められた言葉ではなく、社内の規約として呼ばれている名称です。

当然、労働基準法などで定められているモノではありませんので、そもそも決算賞与を支払わないからといって罰せられたり罪になることはありません

決算賞与というのは、企業の決算の結果に応じて支給される賞与です。

ピカタロウ

決算賞与が支給される基準は会社によってそれぞれ異なります。

通常の会社だとその年の経常利益の金額に応じて何パーセントを支給するなどの規約が予め定められています。

なぜ決算賞与は支払われないの?

そもそも論を言ってしまって申し訳ないんですが・・・

決算賞与というのは無理があるシステムなのです。

どの企業も利益が出ないと会社は存続できませんので、どうやって利益を出すか?というコトを日々考え試行錯誤しながら経営しています。

売上を伸ばすことは比較的容易ですが、利益を増やすことは簡単ではないんです。

決算賞与は、利益が出たらそれを社員に還元するというシステムなので、利益が出なけりゃ当然ながら支払えないんです

ピカタロウ

通常の賞与2回の給与体系の場合、予めその賞与額を支給することを念頭に置いてその上で利益が出るように経営しますよね。

決算賞与の場合、利益が出たら払うという後付けの制度だから期初の計画に組み込まれていないんです。

企業は銀行から融資を受けるためにも決算の数字を作らなければイケません。

1,000万円利益が出た!だからその利益を決算賞与に使っちゃったら利益はなくなる。

利益を確保するためにも決算賞与は見送る。その繰り返しで結局決算賞与は支払われずに終わるのです。

SES系の会社はそんなに利益は出ない

そもそもね、SES・派遣系をメインにしているIT会社は、そんなにガンガン利益が出るもんじゃないんです

時間単価の高いエンジニアが、バリバリ残業してくれれば利益率は上がりますが、今の時代そんな訳にもいきませんよね。

SES・派遣系の会社は人を増やせば売上は伸びるけど、右肩上がりで利益が上がるというコトはあり得ないのです

つまり、SES・派遣系の会社で賞与が決算賞与しかない!という時点でほぼ終わってるというコトなのです。

支払われないのに決算賞与有りって記載してもいいの?

決算賞与なんて支給されないのに求人広告に有りって書いてもいいの?

コレに関しては、ぶっちゃけグレーとしか言いようがありません。

近年は求人広告を掲載する側も虚偽の広告、誇大な広告を記載しないよう厳しく制限していますが・・・

決算賞与という制度があるというコトは事実なので虚偽ではないんです!

ですので、自分の身を守るためにも面接の席で確認しておくことをおススメします。

  • 決算賞与が支給される時期は?
  • 決算賞与が支給された実績は?
  • 決算賞与の利益に対する割合は?

決算賞与制度というのは、あまり過度な期待をすべきではありません。

賞与自体会社の業績に左右される制度ですので、年収はあまり賞与に頼らない形で決めていくコトをおススメします。

お金の交渉がイマイチ苦手という方は、エージェントに委託するのも有効な手段です。

>>>エージェントを探すならリクルートエージェント一択です!