新卒入社の皆さんは、そろそろ会社の雰囲気に慣れてきた頃でしょうか?
近年は、3月の終わりから研修で会社に出勤しているはずですので、そろそろ会社というものがわかり始めている頃かもしれません。
ですので、この時期のもう一度お伝えしておきましょう。
上司なんてみんなイヤなヤツなんです。
上司はみんなイヤなヤツ
なぜ上司はイヤな奴ばかりなのか?
あるプロジェクトに20代半ばの女性社員がいました。
その女性社員をSさんとします。
Sさんは、プロジェクトの中でも最年少。
男ばかりのプロジェクトに放り込まれたSさんは、右も左もわからない状態。
先輩や上司に可愛がられながら、さらに仕事のやり方も厳しく指導されながらSさんはなんとかプロジェクトにしがみつきました。
私と話す時もSさんはいつも低姿勢。
口癖は「ホント有難うございます」。
なんて素晴らしい子なんだ!
そりゃ可愛がるわ!
Sさんはみんなに愛され、とにかく可愛がられていた。
そんなSさんに、3月から後輩が入った。
昨年の新卒でまだまだ社会人としては半人前の若い男性だ。
その男性がちょっとしたミスをした。
するとあの可愛かったSさんがその新人男性にこう言ったのだ。
「前に教えたでしょ!今日中にちゃんと直しといてよ!」
かなり厳しい口調だった。
あのみんなに可愛がられていたSさんが、こんな口調で説教するとは・・・
てことなんです。
人って権力というものを与えられると一気に人が変わるんです。
上司というものはただ年数を重ねただけなのに、権力という武器を持ったモンスターなんです。
その昔、親に理不尽なことを言われてムカついた時のことを覚えていますか?
親というのは、子供を育てている。
そして子供は親がいないと生活することが出来ない。
なので親は子供に対して絶対的権力を持っているのです。
だからいつも親って理不尽なんです。
でも親には反抗することが出来る。
親に反抗しても親は子供を追い出すことまではしない。
ケンカにはなっても生活できないほど追い込むことはしない。
でも上司には反抗出来ないんです。
反抗したら会社にいられない。
考課査定も悪くなり、出世や給料に影響が出る。
上司は部下が反抗できないことを知っているんです。
つまりは親よりも絶対的権力を持っているのが上司なのです。
そんなヤツがイイ人なワケがない。
結局上司なんてみんなイヤなヤツ。
それがデフォルト設定だと考えて下さい。
そう考えれば楽になる。
上司なんてみんなクソ!
上司なんてみんなアホ!
だから相手にするだけ無駄なんです。