有給休暇は労働者に与えられた権利です。
約半年勤務したら10日間、6年半継続勤務したら20日間休む権利が与えられます。
有給休暇は当然の権利なんだけど、使用する時に気をつかうのがデメリット。
もっと気楽に使えればイイんだけど、なかなか難しいところですよね。
でも私は取れるときはとことん取る主義でした。
だって使わないで消えていくだけだともったいないしね。
有給休暇を有効利用
有給休暇を自由に使えない会社
先日、ある方と話をしてたらこんな事を聞きました。
その方の会社は私とほぼ同業のSEの人材サービス会社。
まぁ早い話が正社員派遣の会社(ちょっと前は特定派遣と呼ばれた業種)。
その会社では自由に使用できる有給休暇は年に5日しかないそうです。
それ以外の休暇は計画的付与という制度を使って会社が決められた日に消化されてしまうんだとか。
夏季休暇とか正月休みとか年に数回土曜日まで計画的付与という制度で勝手に休みにされちゃうらしい。
なので自分が取りたい日に休みが取れるのは年に5日しかないんだとか。
えーーー、それって違法なんじゃないの?めっちゃブラックじゃん。
と思うかもしれませんが、これ完全に合法なんですよね。
使用者は、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定により、第1項から第3項までの規定による有給休暇を与える時季に関する定めをしたときは、これらの規定による有給休暇の日数のうち五日を超える部分については、前項の規定にかかわらず、その定めにより有給休暇を与えることができる。
労働基準法39条 Wikipediaより引用
早い話が5日を超える部分は会社で休みを決めていいっていう制度。
だからブラックでもなんでもないんですが・・・
なんだか制度を悪用しているように感じます。
計画的付与ってそもそも休みを取れない人に有給休暇の取得を奨励する制度なのに。
とそれはさておき有給休暇を自由に使えないのであれば、そんな会社あっさりと辞めちゃった方がイイですよ。
会社員のメリット
会社員にはデメリットもありますがそれを上回る大きなメリットがあるから辞められない。
そのうちの一つが有給休暇です。
サラリーマンは、本気の本気を出して100%で働いてはイケません。
100%を出し切って戦うのはアキラさんだけで十分です。
サラリーマンが自由な生活を送るためには、就業時間中は社畜に徹し、仕事が終わったら自分のビジネスに没頭することです。
そのためにも有給休暇というのはサラリーマンにとって大きな武器になるのです。
サイドビジネスにも様々な業種がありますが、中には平日日中にどうしても時間を作らないとイケないビジネスをやっている人もいるはずです。
そんな人が有給休暇という翼を奪われたら自由に飛び立つことが出来ません。
6年勤めあげれば20日間、つまり丸々1か月休んでもお金が貰えるのってサラリーマンの大特権。
この休暇だけは確実に取れるような会社を選びましょう。
まとめ
有給休暇を取りやすい会社となると大手の方がイイのかもしれません。
大手の場合、電通の事件もあり今は働き方改革を推進し、有給休暇は出来るだけ取りなさいというスタンスです。
一方中小企業の社長さんは、まだ有給休暇に対してネガティブな感覚を持っている人が多いようです。
そりゃそうですよね、社員数何万人という会社なら2~3人休んだところで何ともないけど、5人くらいの会社で1人休まれたら大事。
それなのに休んでおいてさらに金くれって・・・という考えになってしまうのは仕方ないんです。
ですので、出来るだけ有給休暇を取りやすい会社、有給の取得を推奨している会社を選ぶことをお勧めします。