高血圧症といえば、塩分、減塩これまでは当たり前のキーワードだった。
高血圧患者は、なるべく塩辛い食べ物を控え、味を薄くして減塩につとめるべき。そう言われ続けてきたが週刊ポストで衝撃の記事が掲載され、塩分の摂取量と高血圧に相関性はないとの見解が出された。
果たして本当のところはどうなのだろうか?
高血圧と塩分
日本人の食事
日本食はヘルシーということで世界中のメタボなセレブから注目を集めているが、確かに日本人の塩分摂取量は多い。
厚生労働省が推奨する数値は、男性で1日8グラム程度らしいが、日本人の平均摂取量は12グラム程度とも言われている。
日本人が大好きなラーメンやうどん、そばはスープになっているため非常に塩分が多い。
日本食も味噌汁を毎日飲んでいたら、塩の塊を食べ続けているようなもの。
ヘルシーな寿司にしても日本人はかならず醤油をつけて食べるため、塩分量はどうしても多くなる。
だからといって日本人全員が高血圧になる訳ではない。
塩分摂り過ぎも平均的な血圧どころか低血圧になる人だっている。
血圧の高い人だけが塩分を過剰に摂取している訳ではない。
実体験では?
筆者は30代半ばの健康診断で高血圧症と診断された。
上が140以上、下は85以上で高血圧と呼ばれるようだが、その当時上が160以上、下は100以上なんて事があった。
さすがにこれはまずいとそれ以来医者に通うようになり、通院は10年以上続けている。
そんな筆者は塩分の摂りすぎだったのだろうか?
確かにお酒好きのためほとんど甘いものを食べることは無い。
缶コーヒーにしても数年前から出た微糖が精いっぱい。ほとんどブラックしか飲まない。
だからといって塩辛いものが好きか?と聞かれるとそれほどでもない。
ラーメンなんか月に数回しか食さないし、ラーメンのスープを全部飲み干したことなど小学生のころからない。
塩辛や明太子といった塩分の高いものも食べるが、別に大好きって訳でもない。
とはいえ、高血圧と診断されてからは徐々に塩分に関しては気にするようになった。
自宅で使う調味料は減塩にし、極力外食は控え自宅での食事をメインにしている。
薄味のスープも全然平気になり、トンカツやエビフライなどにソースをかけることも無く、焼き魚に醤油をかけることも無い。
かなり減塩には気を付けているが、血圧は10年前からさほど変化が無い。
高血圧の原因
これだけ医学が進歩しても、本態性高血圧という言葉ある通り、高血圧の真の原因は判明していない。
だから塩分が高血圧の真犯人みたいになってしまっているが、塩分だけで血圧が落ちるならこれほど楽なことは無い。
塩分を気にする必要はない!とは言わないが、あまり気にし過ぎて普段の生活にストレスをかける方が血圧にはよくないはずだ。
バランス良い食事と適度な運動。これが一番健康にはいいはずだから。
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