中小企業から大企業に転職するコトが成功ではありません【力まない転職】

「あいつ大企業の〇〇に転職したらしいぞ!」

という声を聞くと「勝ち組」「成功」と思うかもしれませんが、大企業に転職したからと言って必ずしも勝ち組ではありません

大企業に転職して失敗したという声も多数あるのが事実です。

転職は必ずしも年収増、大企業に転職が目的ではないはずです。

ここでは大企業のリアルと力まない転職に関してお伝えします。

力まない転職のススメ

大企業の管理職のリアル

大企業の課長、部長ともなれば、年収は1千万円を軽く超えます。

金額だけを聞くと羨ましいなぁ、と感じるかもしれませんが、ハッキリ言って大企業の課長・部長なんて金額に見合った仕事とは到底思えません

永遠と上司に怒られ続けるループ

先日とある厳しい課長さんが上司の部長さんに厳しく指導されているシーンを拝見してしまいました。

そしてその数日後、今度はその課長を指導していた部長さんが事業部長さんに激しく罵倒されているのを目撃してしまいました。

大企業に行けば、それだけ上に上司が増え続けます。

中にはソリが合わないイヤな上司も数多くいるはずですが、その上司たちから永遠怒鳴られ続けるループに入り込むことになるのです。

管理職という名のブラック対応

大企業の上司に休みなんてありません。

緊急事態があれば呼び出され、トラブルがあれば時には朝まで対応に付き合い、上司への報告書を作るために休日をつぶして対応しなければイケないんです。

大企業の管理職ともなれば、それなりの給料になりますので、当然それなりの責任を負わされることになります

大企業の課長さん、部長さんたちが、本気でタイムカードを押したら残業時間はあり得ない数字になるはずです。

スキルアップできずつぶしがきかない

大企業に転職するとPM側の仕事に回されますが、その分実技から離れスキルアップは難しくなります。

現場のエンジニアのようにスキルを積み上げることができませんので、大企業に勤めると再転職はかなり厳しくなります。

どんなに環境が悪くても大企業という傘の下にすがりつくしかなくなってしまうのです。

役職定年も早い

大企業に勤めれば定年まで安定と考えているかもしれませんが、大企業は役職定年も早く中には50歳くらいから収入ダウンになってしまう会社も少なくありません。

 

もちろん大企業にはそれなりのメリットもありますが、大企業に転職したからといってすべてが理想通りになる訳ではないんです

転職の目的をハッキリさせるコト

転職を考えた時は「目的」をキッチリと定めた方がイイです。

  • もっと大きなステージで活躍したい
  • もっと収入を上げたい
  • もっとスキルを磨きたい

このような向上心を持ったポジティブな転職を目指す人もいると思いますが・・・

  • どうしても今の会社にいたくない
  • 今の会社に未来を感じない
  • ゆったりと働ける会社に移籍したい
  • あんまり強いプレッシャーは受けたくない

このようなちょっと後ろ向きに捉えられそうな目的が転職の理由だっていいはずです。

自分が求めている目的を達することが出来たなら、その転職は成功であり勝ち組なのです。

エージェントを利用して転職者のリアルを聞いてみる

なかなか通常の転職サイトでは、転職した人の入社後のリアルなコメントを見ることはできません。

ですので、こんな時こそ転職エージェントを利用して、転職した人のリアルな意見を聞いてみるとイイと思います。

ピカタロウ

自分はリクルートエージェントの担当者にいろんな転職のパターンや転職者の意見を聞いて参考にさせてもらいました。

転職する時は、肩の力を抜いて力まずに自分にあった会社を探すことが非常に重要です

企業の規模やネームバリューだけにとらわれず、自分の目的にあった会社を探してみるコトを強くおススメいたします。