インフラエンジニアはプログラミングスキルも必須【3つの理由を解説】

サーバ、ネットワーク、データベース、クラウド、セキュリティ周りを担当するインフラエンジニア

スキル・経験値の高いインフラエンジニアの需要は高く、近年単金もあり得ないくらい高騰しています。

ですが、インフラエンジニアの中にはプログラミングが苦手という人が多いのも事実です

今後インフラエンジニアとして活躍し続けていきたいのなら、インフラエンジニアもプログラミングスキルは身に着けておくべきです

インフラエンジニアにプログラミングスキルが必要な理由を解説していきます。

なぜインフラエンジニアもプログラミングスキルが必要なのか?

プログラムが読めないエンジニアは使えない

以前、LinuxOS系の経験が長く、サーバ系に強いインフラエンジニアがいました。

ですが、そのエンジニアはプログラムと名の付くものには最初から拒否反応を示し、シェルスクリプトもバッチファイルもVBSもExcelマクロすら一切ダメな人間でした。

正直言って、ソースコードを一切読めないようなエンジニアは使い物になりません

インフラエンジニアでもソースコードを読まなきゃいけないシチュエーションは山ほどあります。

  • エラー解析
  • スクリプト解析
  • バッチ処理
  • SQL解析

プログラムに拒否反応があるエンジニアには、このあたりの高度な仕事を振ることができないので、簡易な仕事しか任せられません。

高度なシステムを担当し、収入を上げたいのであれば、ソースコードに拒否反応を示しているようじゃダメなのです。

インフラエンジニアがプログラムを組む状況は必ずある

インフラエンジニアは開発プログラマではありませんが、プログラミングする機会は意外なほど多いモノです

ピカタロウ

実際にコレまで自分でくみ上げてきたプログラムをご紹介します。

  • 定期監視マクロ
  • ログイン監査マクロ
  • クラスタ監視スクリプト
  • 自動ソフトウェア配布ツール
  • リソース収集マクロ
  • 一括比較ツール
  • メール配信ツール

使用言語はこんな感じです。

  • VBA
  • TTL
  • シェルスクリプト
  • Perl
  • VBS
  • JavaScript
  • Windowsバッチ
  • Powershell
  • Python
  • Ruby

AWSなどのクラウドを利用する場合、Lambdaを使って自動化したりするケースが多いのですが、その際にも簡単なソースは組めるようにしておく必要があります。

何かトラブルがあった時など、ササッとスクリプトやツールを作れる能力があるエンジニアは、現場で非常に重宝される希少価値の高いエンジニアです

今後インフラ構築案件は減少するかもしれない

時代はオンプレミス環境からクラウドへと移行してきています

さらにDockerなどのコンテナも普及してきて、今後は、これまでのようなデータセンターに物理サーバを構築するオンプレミス環境での構築案件は、確実に減少していくでしょう。

そうなると、サーバしかできない、ネットワークしかできないという人材は、時代の流れについていけなくなってしまいます。

オンプレ構築がなくなっていき、クラウドが主流になっていく時代ですので、インフラエンジニアもプログラミングスキルくらいは身に着けておくべきです

得意な言語を1つみつける

それでもやっぱりプログラミングが好きになれないという方は、なにか1つでもいいので得意な言語を身に着けてみてはいかがでしょうか?

インフラという得意分野がありますので、PythonもJavaScriptも何でもこなせる必要はありません。

Powershellと決めたらPowershellだけを極める。

シェルスクリプトと決めたらシェルスクリプトだけを極める。

シェルスクリプトしか使えない人はWindows環境では対応できませんが、逆に言えばLinux環境では無双状態になることができます。

1つの言語を徹底的にやり込めば、その道のスペシャリストになることができますので、非常に重宝される人材になるはずです。

また、1つ言語を習得できれば、ある程度応用が利くようになってきますので、経験を重ねていけばどんな環境でも柔軟にこなせるようになるはずです。

ピカタロウ

今から1つの言語を始めるのであれば、おススメなのはPythonです。

コードがシンプルで習得しやすく、AI分野などでも広く使われているプログラミング言語です。

1から始めても全然遅くはありません。

インフラエンジニアも今のうちにプログラミングスキルを磨いておきましょう