【悲報】客先常駐型システムエンジニアの給料は年功序列です

SES(準委任契約)や派遣契約で客先に外注社員として常駐する客先常駐型システムエンジニア(以下SESエンジニア)。

こちらのIT人材の調査からは、SESエンジニアの数は読み取れませんが、91万人いるエンジニアのうちおそらく半数以上はSESエンジニアだと思われます。

経済産業省 IT人材調査より

そんなSESエンジニアですが、残念ながら今の時代に逆行するように給与制度は年功序列です

SESエンジニアの給料が年功序列になる理由を解説してみます。

SESエンジニアの給料

SESエンジニアの売り上げの仕組み

SES・派遣系の会社の売り上げは、エンジニアをクライアントにいくらで契約してもらうか?

ここにすべてかかっています。

このエンジニアの契約金額は、エンジニアのスキルレベルと経験値に応じて大きな差が付きます

スキルレベルの高いエンジニアは、月額100万円を超す契約を結ぶケースもありますが、一方入社したてのスキルも経験もないエンジニアは、なかなか契約を結ぶことすら難しいのです。

ピカタロウ

エンジニアを外注する会社が欲しいのは、極力プロジェクトにマッチしたスキルを持ったエンジニアです。

クライアント側にも予算がありますので、スキルのない人材を育てる余裕なんてないんですね。

 

そこで、SES・派遣系の会社は、入社したばかりのエンジニアを以下の方法で契約しようと試みます

  1. 誰でもできるようなプロジェクトを受注する
  2. ベテランエンジニアと抱き合わせで受注する

1は、スキルとか経験値とかほとんど関係ない「体力勝負」の仕事です。

ネットワークやサーバの監視のようなスキルが一切いらない仕事がその典型です。

ネットワークエンジニアにとって監視の仕事はやる意味ないのか?

これらの仕事は、ある意味誰でもできる仕事なので、契約単価は非常に低く設定されています。

 

2は、ベテランエンジニアといわゆるバーター取引での契約となります。

ベテランのエンジニアをおたくのプロジェクトに参画させるから、ウチの新人も育成目的で一緒に参画させてくださいね!

このような契約では、新人エンジニアは一定期間無償つまりタダで契約を結ぶこともあります

つまり、SES・派遣系の会社では、新人エンジニアはほとんど売り上げに結びつかないということなのです

なぜSESエンジニアの給料は年功序列になるのか?

新人エンジニアは、しばらくベテランエンジニアとセットだったり、かなり低額での契約となりますので、高い給料を支払ってしまうと当然会社の利益を圧迫することになります

逆にベテランエンジニアは、ある程度高い金額で契約を受注できますので、それなりの給料を支払う必要があります。

新人エンジニアが経験値を積んで高い金額で契約してもらえるようになるには、3年・5年・10年という年月が必要なため、それまで新人エンジニアの給料はなかなか上がりません

なのでSES・派遣系の会社のエンジニアは年功序列の賃金になってしまうのです

実力を評価する会社もある

SES・派遣系の会社の中には自分の契約金額に応じた給料制度を取っているケースもあります。

このような会社は、自分の価値が高まり契約金額が上がるほど自分への見返りも多くなりますので、スキルの高いエンジニアにはうれしい契約かもしれません。

ですが、スキル・経験値の低いエンジニアは、自分の契約金額自体が低いため給与はかなり低く設定されてしまいます。

ただ、このような会社は、そもそも経験値の低いエンジニアを育成しよう!という考えはありませんので、初心者・未経験者を採用するケースはほとんどないと思われます。

給料を上げるには転職すべき

SES・派遣系の会社の給料が年功序列なのはある意味仕方がないんです。

ただ、中には経験値を積んで契約金額が上がっているにも関わらず、いつまでも給料が改善しないという会社があるのも事実です

かなり古いタイプの年功序列の賃金制度の会社は、20年近く勤務してようやく目に見えて給料が上がるようになるんです。

ピカタロウ

最初に入社した会社は、まさに古臭い年功序列の賃金。

年の昇給金額は5千円くらい。

45歳を過ぎた頃、ようやく年収が400万を超えて、ピークは50歳くらいという感じ。

こんな給料ではやってられませんよね。

 

システムエンジニアの価値は、経験で大きく変わります。

5年ほど経験を積んだエンジニアはそこそこ高値で契約できるようになり、10年も経験を積めばかなり高額で契約を取れるようになってきます

このピークのタイミングを迎えても、給料が一切変わらないような会社なら思い切って転職を考えた方がイイです

自分の給料が市場とどれくらい乖離があるのか?まずはいくつか転職サイトに登録して自分の適性価格を見極めてみてください

自分の適性価格とあまりにも広がりがあるのであれば、その会社に長く居続けてもメリットはほとんどないでしょう。

今、システムエンジニアの価値は自分が思っているよりも高くなっています。

経験値を積み、どこでもやっていける心の準備が整ったら、思い切って転職の準備を始めるコトをおススメします