高収入が狙えるIT業界。
その中でも群を抜いて高い年収を獲得することができるのはプロジェクトマネージャ（以下プロマネ）です。
プログラマとかシステムエンジニアも高収入をゲットできる仕事ですが、それより高収入が狙えるプロマネってどんな仕事なのか？
稼げるプロマネはどんな仕事をしているのか？
プロマネって何？という方は参考にしてみてください。
一般的な転職サイトなどには載っていないプロマネがリアルで稼ぐための秘訣をご紹介しています。
興味ある方は最後までお付き合いください。
目次
稼げるプロジェクトマネージャ（プロマネ）になる秘訣
プロマネって何？
プロマネというのは、プロジェクトを統括するマネージャ。
システムの仕事の中では、上流工程と呼ばれるプロセスを担当するのがプロマネのお仕事です。
上流工程と下流工程に関しては、こちらで解説していますのでご参照ください。
上流工程と下流工程の違いとは？【年収が高いのは上流工程のエンジニア】
上流工程の人たちは、プログラミングをしたり、サーバのコマンドを叩いたりというような実作業は一切しません。
なのでプロマネの人たちはIT関連のスキルはほぼないといってもいい人たちなのです。
もちろん最初はプログラマだったから思い出せばコードくらい書けるけど・・・
という人はいるかもしれませんが、大部分のプロマネはITスキルはありません。
なんでそんな人たちがの方が稼げるのでしょうか？
プロマネが稼げる理由
まずプログラマよりもプロマネの方が稼げます。
こちらの賃金構造基本統計調査のデータを見るとプログラマとシステムエンジニア（プロマネ）の平均給与は以下のようになっています。
- システムエンジニア（プロマネ） 年収 5,459,000円
- プログラマ 年収 4,328,000円
あくまでも平均年収ですが、100万円以上違います。
なんでこんなに大きな差がでるのでしょうか？
これはある意味簡単な話です。
プログラマはそもそも案件がないと自慢のスキルは活かせない。
その案件を受注してくるのがプロマネだから。
プログラマは確かにスキルは高いのですが、自分で案件を受注することはできない、受け身のスタンスとなります。
プロマネは案件を受注し会社に利益をもたらす存在ですので、いわば営業的役割を果たす会社の花形的存在なのです。
だからプロマネの方が給料が高いのは当然の流れになってきます。
プロマネって資格いる？
ちょっとここで話はわき道にそれますが、プロマネって資格は必要なのか？
情報処理技術者試験にプロジェクトマネージャの資格は用意されています。
他にもPMPというかなり高額な資格試験もあり、企業によっては会社が費用を負担し取得を促しています。
ですが、プロマネにとって資格は必要不可欠な要素ではありません。
プロマネの仕事は、案件を受注してどれだけ利益を確保できるか？が重要になりますので、資格なんてなくてもガンガン仕事獲ってこれるプロマネの方が給料は高いはずです。
とはいえ、将来的に転職を考えていて、自分を安売りしたくない！という方は資格を取っておいた方がいいです。
情報処理技術者のプロマネ試験は論文方式で難易度はグッと上がりますが、できれば取得しておきたい資格です。
稼げるプロマネになるために必要なこと
一般的にはプロマネに必要なスキルは以下のように言われています。
- コミュニケーション能力
- 管理能力
- 情報処理能力
よく転職サイトとか職業紹介サイトで「プロマネとは？」という題材で掲載されている内容ですね。
確かにこれらはプロマネにとって必須スキルですし、大きな異論はありません。
ですが、本当に稼ぐプロマネになるために必要なスキルはコレだけでは足りません。
本当に稼ぐプロマネになるためには・・・
案件を切り出す能力
コレが何よりも大事なんです。
ちょっと抽象的でわかりにくいかもしれませんので、具体的に簡単な例で解説してみます。
顧客からこのような要望があったとします。
そんな顧客の悩みを・・・
こんな感じで解決しちゃう能力を持ち合わせている人です。
上記の図は非常に簡単な事例ですが、現実的なIT業界ではもっと複雑に顧客の要望や要件は絡み合います。
- 細かい製品要望
- 細かい顧客のニーズ
- 自社保有のスキルレベル
- 予算
- 利益
- スケジュール
- 要員計画
これらの絡み合った要件を的確にまとめ上げ、見えない案件をプロジェクト化していく案件を切り出していく能力が求められるのです。
コレを実現するのは並みのスキルじゃ厳しいでしょう。
- 高度なコミュニケーション能力
- IT知識
- 経験値
これらのスキルが絡み合ったプロマネが、年収1千万円をゆうに超える金額をゲットできる人材になるのです。
プロマネになるためには？
プロマネになって稼ぎたい！という人は、まずは自分のスキルをチェンジしていく必要があります。
- いつまでもプログラミングをしていたい！
- ずっとコマンド叩いていたい！
- データベースを極めたい！
このようなタイプの方はプロマネには向きません。
プロマネを目指すのであれば、どこかの段階で下流工程を見切り上流で勝負する決意をすべきです。
もし自分の会社が上流の仕事をしていないのであれば、プロマネを募集している会社に転職する必要があります。
とはいえ、下流の経験しかない人が、いきなり上流のプロマネを募集している会社に転職するのは難しいかもしれません。
ですので、今携わっているプロジェクトで出来るだけ上流の仕事を覚えて、可能であれば上位の資格に挑戦すべきです。
プロマネを募集している会社も今深刻な人材難にあえいでいます。
多少経験値は低くても、本気でやる気のある人材であれば採用してくれる可能性も大いにありますので、ある程度経験を積んだら積極的に転職活動をしてみるべでしょう。
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