50代のシステムエンジニアが生き抜くための方法は?

60代で若手。

70代でもまだ現役。

となれば50代なんてまだまだ現役バリバリ。

とはいえ、50代で生き抜いていくのはちょっと骨が折れるかもしれないね。というお話。

50代のシステムエンジニア

年齢差

いくら世間は高齢化といっても昔なら定年まであと少しというカウントダウンだった人たちが現場にでなければいけない。

しかも、たいてい大手のSIerに行くと若手がプロマネをやっている。

下手すりゃ息子のような年代の人たちにあごで使われなければいけないワケ。

若い人からすりゃオッサンなんて使いにくいことこの上ないんだよね。

だって、多少スキルや知識が足りなくても、若い人だったら使いやすし、話もあう。

オッサンの昔のパソコンはメモリが高くってさぁ、なんて日本パソコン昔話をされたって面白くもなんともない。

同じような仕事をするのであれば、若い方が断然使いやすいわけ。

だから50代でも現場に出続けたいというのであれば、年下に媚びる必要があるんです

多くの人は媚びる必要はないけど、うまくやらないとねってにごすんだけど、私は絶対媚びるべきだと思っている。

だって50代くらいになると媚びるくらいで丁度いいから。

オッサンになればなるほど頭も固くなるし、変なプライドも出てくるもの。

そんなプライドがオッサンの一番ムダな資産なんです。

変なプライドはかなぐり捨て、頭を地面にこすりつけるほどコビる姿勢。

これくらいやってれば若手プロマネも楽に働けるようになってくるはずだから。

なんでもやる

年を取る得意なことしかやらなくなる傾向にある

私の知人のSEなんかは、若手がやることは若手に全部ぶん投げて自分は楽なことしかしない。

これだと明らかに老害。

年齢を重ねると契約金額も高騰するため、現場としては金額なりの働きを期待する訳。

もちろん経験料、技術料なんだけれども、技術を活かせる機会ばかりじゃない。

現場仕事には雑用もゴロゴロ転がっているし、汚れ仕事だっていっぱいある。

そんな雑用を率先してこなすようにしていかないと、ある日突然契約を切られてしまうかもしれない。

年齢的なことは言い訳にしてはいけません。

現場に行けば若手もオッサンも横並び。

年取ってるから偉いとか勘違いしたら絶対ダメ。

得意先を作る

50過ぎて長く契約してもらいたいのなら得意先を作るのも一つの手

短いスパンで案件を回っていくよりも、長くお付き合いしていただいた方がいろいろとありがたいもの。

パソコンの手配だとか、入館証の手配だとか、デスクの手配だとか、人ひとり雇うのにいろいろと手配が必要。

所詮システムエンジニアといっても新しい現場に配属されれば、その現場のお作法やシステムの特徴を完全に把握するまで3か月以上はかかる。

その分って工数無駄になるんだよね。

だからこそ長く行けるところがあるのなら長くいてくれた方がシステムに精通することができる。

若い人と違うのは、延々と同じことを繰り返すことができるという特徴があるので、お得意様を作るという作戦はかなり有効。

ただ、お得意様を一社に絞った場合、当然のことならがその会社と運命共同体。

その会社の経営状況が悪化すれば、ある日いきなり切られても文句は言えないのね。

健康第一

なんといっても健康第一。

特にフリーランスで働くのであれば、体が資本

倒れてなんかいられない。

今時フリーランスSEで食ってこうとと考えているんだったら、タバコなんか吸ってちゃダメ。

運動も適度にしなきゃいけないし、塩分控えめ、カロリー控えめ、お酒も控えめ。

これができないようじゃ60まで現役では働けない。

50からは体力は落ちる一方。

今までできたことがどんどん出来なくなっていく引き算の人生が始まっていく。

そのためにも現場でバリバリ稼ぎたいのなら健康は何よりも気を付けるべきです。

まとめ

50代でもこれからの世の中はガンガン必要とされる時代になるはず。

だけど、使いにくいオッサンになってしまうと、仕事はドンドン遠ざかる。

スキルも大事だけど、もっと大事なのは人間性。

若い人を敬い、人の話を傾聴し、昔よりも首を垂れる。

これができないと面倒くさいオッサン認定がなされてしまい、自ら仕事を手放すことになる。

目前に迫る50代を楽しく生きていくためにも、今から自分の行いを見つめなおしておきましょう。