IT系のシステムエンジニア・プログラマという仕事をしていると「生活が不規則で大変そうですね」と言われることが多いのですが、ITの仕事=(イコール)残業というイメージが世間に沁みついてしまっているようですね。
確かに一昔前のプログラマ・エンジニアの仕事は、毎晩残業ばかりで終電どころか帰宅できない日もよくあったのは真実です。
ですが、近年のIT業界はブラック企業なんてほとんどありません。
IT業界のプログラマ・エンジニアの現状をお伝えします。
目次
IT業界のブラック診断
残業時間はどれくらい?
20数年前のIT企業は、ここだけの話残業時間を労使で取り決めるいわゆる「36協定」なんて形だけのモノでしたw
納期が迫ったり、トラブルが発生したり、バグが見つかったりしたら、残業時間は青天井で積み重なっていきました。
ピカタロウ
以前大トラブルが発生した時、3日ほど会社に寝泊まりしたこともありましたが、ベテランのエンジニアならそのくらいの武勇伝は誰でも経験していたはずです。
IT系のベテランのエンジニアに昔話を聞いてみるとイイよ。
誰しも数十年前くらいに一度くらいは超絶ブラックプロジェクトに参画して、数日家に帰れなかった的な武勇伝持ってるはずだからw— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) January 22, 2021
ですが、近年はコンプライアンス強化、働き方改革により36協定を超えるような残業は発生しないよう各社厳正に管理されるようになっています。
システムエンジニアのリアルな残業時間
まずは自分自身の残業時間ですが、昨年の月平均の残業時間は月あたり25時間でした。
ピカタロウ
管理的立場でもあり、昨年はかなり多忙だったのですが、月平均で慣らすと25時間程度。
1週間で6時間程度の残業ですので、週のうち2~3日は定時で帰宅できてるってコトですね。
実はコレ結構多めな法で、中には毎日定時で帰宅しているエンジニアもかなりの数存在しました。
しかも、昨年はコロナウイルスの影響でテレワークが中心になりましたので、朝の9時にパソコンを開き、夕方18時には仕事を終えてしまえば、それ以外の拘束時間はありません。
周りの会社を見回してもあまり変わりませんので、IT業界は残業が多いというのは真実ではないようです。
大企業だけじゃなく中小企業も残業ないの?
でも、コンプライアンスとか働き方改革とか進んでるのって大企業だけなんじゃないの?
確かに体力のある大企業の方が改革は進んでいますが、中小企業もその流れに並んで改革は進んでいます。
ピカタロウ
今の時代、36協定を守らない!とかブラック企業だ!なんていう疑いが広まってしまったら、中小企業は人材を確保することができません。
悪い噂は、SNS、インターネットであっという間に広がってしまいますからね。
このご時世、中小企業だからといって法令違反をしていたら生き残ってイケません。
ブラック企業はホントにないの?
とはいえ、本当にIT業界にブラック企業は存在しないのか?
と聞かれると、ありません!とは断言できないのも現実です。
以下のような条件の会社は、ブラック要素を持っている会社といえます。
- ワンマン社長
- 少数精鋭の会社
- 法令なんて気にしないベテランが蔓延る会社
以前、社員数5名程度の小さい会社が、無理して大きな案件を受注したケースを目の当たりにしました。
どう考えても期限内には回らないような仕事を数名のエンジニアで無理やり回していたため、朝も夜も休日も関係なく特定のエンジニアが作業をこなしていました。
なんとか、受注した案件の納品は完了したようですが、案件終了後3名のエンジニアが会社を退職してしまいました。
すべての会社が法令を守れている訳ではありませんので、転職の際はご注意ください。
ブラック企業に転職しないためには?
前述したように、IT業界も20数年前とは状況が変わり、働き方改革は確実に進んでいます。
とはいえ、中にはどうしようもないブラック企業が存在するのも紛れもない事実です。
そんなブラック企業に転職しないようにするためには、じっくりと時間をかけて会社選びをすることが非常に大事になってきます。
ピカタロウ
IT業界未経験のころは、どんな会社でも経験詰めればイイ!と目先の会社に転職してしまいがちですが、安易に会社を選んでしまい体調を崩して業界自体から離れてしまう人が多いのも現実です。
そんなことにならないためにも、ある程度下地を着けてから就職・転職活動を始めることをおススメします。
ノースキル、丸腰で転職活動に臨んでしまうと安く買い叩かれ、劣悪な会社に入社してしまう危険が高まります。
まずは、キッチリと基礎から学び、スキルと知識を身に着けてから転職活動を始めましょう。
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