システムエンジニアとして就職するのなら大手企業がイイのか?ベンチャー企業がイイのか?
就職する前はどちらがイイのか?判断に迷うと思います。
エンジニアとして生きていくには大手 or ベンチャーどちらがおススメなのか?
こちらの記事では、そんな疑問に回答してみます。
ピカタロウ
大企業の子会社に就職し、その後ベンチャー企業へ転職しました。
大手SIerで長くエンジニアとして働いてきた経験をベースにお伝えしていきます。
目次
大手とベンチャー就職するならどっち?
大手のメリット
まず定番のメリット・デメリットですが、大手のメリットからご紹介します。
- 安定している
- 福利厚生が充実
- 収入が良い
- 最先端の技術を学ぶことができる
- 研修制度が充実している
- 責任感のあるポジションで仕事できる
1~3あたりはあまりエンジニアの技術とは関係ないので、今回スポットを当てたいのは4~6です。
大手企業で羨ましいなぁと感じるのは、5の研修制度。
例えばAWSやAzureのようなクラウドの最新情報は、さすがにベンダーの研修を受けないと理解することが困難ですが、大手の場合会社の費用で研修を受けさせてもらえます。
ベンチャーのメリット
ベンチャーのメリットはこんな感じです。
- 自由度が高い
- 様々な業務を経験できる
- 評価がトップに伝わりやすい
- 出世しやすい
- 転職しやすい
技術者としてのベンチャーの利点は、2の様々な業務を経験できる点です。
大手の場合、社員数が多いため一つのポジションだけこなす形になりますが、ベンチャーの場合少人数で業務をこなすため一人何役もの役目を求められることになります。
上流工程から下流工程、さらに企画、営業、採用、管理など様々なポジションの仕事を短期間で経験できるため、大きく成長することが可能です。
エンジニアとしての最も重要視すべき点は?
ここまで大手とベンチャーのメリットを見てきましたが、エンジニアとして最も重要視すべき点が抜けています。
エンジニアとして最重要視すべきなのは、いつでも会社を辞められるスキルを身に着けるコトです。
新型コロナウイルスの影響で、異様な経済状況となっていますが、真のスキルがあるエンジニアなら不況時でも仕事にあぶれるようなことはありません。
いつでも会社を辞められるスキルを身に着ければ、会社員がイヤになったときフリーランスとして独立することも可能です。
その1点だけに焦点を絞ってみていった場合、エンジニアの就職先は大手よりもベンチャーの方が有利かもしれません。
大手のエンジニアの場合
大手の場合、入社後数年は現場のエンジニアとして業務に付きますが、いずれコードを書いたりコマンドを叩くような一線の現場から離れるケースが多くなります。
大手のプロパ社員と呼ばれるエンジニアは、年齢と共に徐々にプロジェクトマネージャの立ち位置に着くようになり、現場の仕事はやらせてもらえなくなります。
ピカタロウ
プロジェクトマネージャと聞くと聞こえがイイかもしれませんが、ぶっちゃけ雑用係の管理職と大差ありません。
自分が勤めている会社の仕事であればバリバリこなせるかもしれませんが、ITスキルはドンドン無くなっていくため、転職して次の職場で働くことは次第に難しくなっていきます。
大手に入ったのならば、生涯勤めあげるつもりで過ごす必要があるということです。
ベンチャーエンジニアの場合
ベンチャーの場合、マネジメントの立場にいる社員も一線の現場で働いています。
人数が少ないためいろんな業務を兼務しなければイケませんが、現場でのスキルは磨き続けることができるため、どこに行っても役立つ真のスキルが身に付きます。
ピカタロウ
ベンチャー企業のエンジニアは、50歳、60歳になってもガンガン現場で働いています。
会社を辞めてもまったく問題ないほどの高度なスキルが身についているのです。
大手とベンチャーどちらが安定するのか?
会社の規模を見れば、間違いなく大手企業の方が資本力もあり経営母体も大きいため安定感は間違いなく大手に軍配が上がります。
ですが、本当の安定はどちらかなのか?
もう一度考えてみてほしいのです。
- 徐々にマネジメント側に回りスキルが無くなるエンジニア
- 常に最前線のプロジェクトに入り続けスキルが高まるエンジニア
会社を辞めて生きていけるエンジニアは、間違いなく2のエンジニアです。
ベンチャー企業には、会社経営の安定感は期待できないかもしれませんが、長期目線で見れば自分の身を守る真のスキルを身に着けられるのはベンチャー企業なのかもしれません。
ピカタロウ
40代後半で転職活動をしたところ、有難いことに一部上場企業などの大手からベンチャーまで複数の会社から内定をいただきました。
その中でも常に最前線のエンジニアとしていられるベンチャー企業を選択しました。
大手とベンチャーどちらが優れているのか?判断は非常に難しいところですが、就職する会社は長期目線で見ていくべきです。
目先の企業名だけに目を奪われて、自分の価値を見失わないように注意してください。
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