【悲報】育児中システムエンジニアの時短勤務は中小企業だと難しい

これから結婚して子供を育てる女性システムエンジニア向けの記事です。

あまり声を大にして言いたくないのですが・・・

中小企業の場合、女性が時短勤務で子供を育てるのは、かなり厳しいのが現実です

少子化に悩む日本社会でこんな実状ではイケないのでしょうが・・・・

なぜ育児中の女性システムエンジニアの時短勤務が難しいのでしょうか?

あえて育児中の女性と言い切っていますが、まだまだ日本社会は結婚したら女性が中心で育児をする風習ですので、このまま話を進めていきます。

時短勤務のシステムエンジニア

中小企業の実状

中小企業で働くシステムエンジニアの多くは、SES・派遣形態で勤務しているエンジニアです

自分の会社で受託開発したり、自社製品を開発している会社もあると思いますが、それだけで経営が成り立つ中小企業はごく少数。

そのため多くのIT系中小企業が、SES・派遣で客先に常駐するスタイルで働いていると思われます。

ピカタロウ

個人的にはSESの方が向いているエンジニアも多数いますので、SESが悪だとは全く思いません。

【徹底比較】受託開発と客先常駐エンジニアはどちらが幸せなのか?

このSES・派遣が残念ながら時短勤務と相性がよろしくないんです

SES・派遣エンジニアを受け入れる企業は、エンジニアの技術と労働時間と引き換えに契約を結びます。

一か月いくらとか時給いくらとかですね。

エンジニアを受け入れる側の企業は、お金を払っている以上、無駄なく目一杯エンジニアを利用したい

さらにそのエンジニアとは雇用契約を結んでいる訳ではありませんので、自分の会社の社員のように育児休暇や時短勤務をさせる必要はありません。

できれば、契約を結ぶ以上、1か月フルフル出社してくれるエンジニアと契約を結びたいわけです。

そこがちょっと高額でも外注のエンジニアを利用するメリットだったりします。

だから時短勤務で早く帰宅されたり、子供が熱を出したとかで早退されたりするエンジニアとは、極力契約を結びたくないのが本音なのです

つまりは、時短勤務で働くエンジニアは、使ってくれる企業の割合が大きく減ってしまう・・・早い話がマッチする案件がほとんどないんです

時短勤務を無くした会社

時短勤務ではそもそも案件がない。

そこでとある企業は、会社内で時短勤務という制度を廃止しました。

時短勤務を無くす代わりに、育児手当を増額して一般社員よりも給与面の待遇をよくしたのです。

給与を増額すればそのお金でベビーシッターを頼むなり、ちょっと高額の保育施設に預ければイイ。

そうすれば育児中でもフルタイムで働けて案件も増えるし、収入も増えてお互いWin-Winなはずだ!

しかし、この目論見は完全に失敗でした

フルタイムで働けば確かに収入は増えますが、日本の社会はそこまで柔軟ではありません。

都合のよいベビーシッターなんて探せなく、ほとんどのママさんは結局自分で業務終了後に保育園に迎えに行くしかありませんでした

朝から晩までフルタイムで働き、そこから子供を迎えに行って育児と家事をこなす日々。

時短勤務を望んでいた社員は、次々に疲弊していき、結局育児中の女性社員は全員会社を辞めてしまったそうです

子供を育てたことがない社長の思い付きから始まった制度は、大きな失敗となってしまいました。

大企業のように休めない中小企業

中小企業は大企業のようにリソースが余りまくっているワケではありません。

大企業のように職場復帰後は軽い業務に回したり、テレワークで凌いだり・・・

そんなリソース自体がないんです。

常にギリギリの要員で業務を回し、一人でも利益が出せない社員がいると、直接業績に響いてしまう。

中小企業も育児中の社員には、積極的に休みを取らせるなり、時短でゆったり働かせるなりさせてあげたい気持ちはあるのですが、現実がそこを許容できないんです。

残念ながら中小企業と大企業の差はこの辺に大きな差が生まれてしまいます。

子供を育てる女性エンジニアはフリーがオススメ

小さい子供を育てる中小企業の女性エンジニアは、時短勤務ができないのなら、思い切ってフリーランスに舵を切ることも選択肢の一つに置いてみてはいかがでしょうか?

フリーランスであれば、自分の働ける範囲だけ契約すればいいんです。

自宅で案件を受注できるフリーランスエンジニアがベストではありますが、仮に客先常駐になる場合でも柔軟な勤務形態を選べばいいんです。

まずは今所属している会社と、フリーランス契約が結べるか交渉してみるべきです。

それが難しいのであれば、フリーランスエンジニア専門のエージェントに登録してみましょう

ピカタロウ

私もレバテックフリーランスに登録して、定期的に案件をチェックしていますが、中には週3日とか在宅勤務OKなどの柔軟な案件もチラホラ見かけます。

レバテックフリーランスのような案件数の多い大手企業であれば、中小企業よりもクライアント数が圧倒的に多いので、自分に合った案件に巡り合える可能性も高くなるはずです

さすがに週3日程度の案件だと収入が下がる懸念はあるかもしれませんが、子供が小さいうちは収入面は多少目をつむっても子供との時間を増やすべきだと私は思います。

ピカタロウ

ちなみに我が家は子供が小さいころ夫婦二人でフルタイムで働きましたが、嫁は精神的にまいってしまい途中でリタイアしてしまいました。

現在所属している会社が、柔軟な働き方を薦めてくれるのであれば、会社の方針に甘えるべきです。

ですが柔軟な働き方が許容できないのであれば、フリーランスの道を進めばいいんです。

キャリアが切れなければ後々正社員として復帰することは難しいことでありません。

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