【50代転職の現実】50歳を過ぎて収入増が可能な人はごくわずかです

少子化による労働人口の減少により、ミドル世代と呼ばれる40代から50代の転職が活発化しています。

一昔前なら考えられませんが、近年若年層の採用が困難なためもでてきています。

とはいえ・・・

なんだ、50歳過ぎても転職なんて楽勝じゃん!

なんて言うほど残念ながら現実社会はお気楽ではありません。

やっぱり多くの50代は転職市場で苦戦する傾向にあるようです

そんな中でも普通に転職可能な人たちがいるのもコレまた現実。

ここでは50代転職のリアルをご紹介します。

50代転職のリアル

50代の転職事情は?

まずはこちらの労働力調査のデータをご覧ください。

総務省統計局労働力調査

転職者数は多くなっていますが、特に顕著なのは55歳~64歳世代。

転職者数の割合がはじめて4%を突破し、前年比0.6%の増加となっています

来年以降どのように変化していくかはまだ見えていませんが、確実に言えることは55歳以上でも会社を変えて動き出す人が増えてきているということです。

  • リストラで早期退職した方々なのか?
  • 定年前のラストチャンスを狙った人たちなのか?
  • 年金世代に向けて新たな道を模索した人たちなのか?
  • 役職定年を迎え収入が下がったので転職した人たちなのか?

退職者の中身まではわかりませんが、50代以上の転職が活発化しているのは紛れもない事実です。

50代でも収入増が狙える人は?

50代以降の転職で気になるのは年収面です

明確なデータがないため断言はできませんが、50代以降の転職が活発化してはいますが、残念ながら収入増を達成できている人はごくわずか

これが現実です。

50代を過ぎても収入増を実現できるのはこんな人たちです。

  • コンサルタント(経営、IPOなど)
  • 法務部門経験者
  • 経理スペシャリスト(税理士・公認会計士)
  • 総務スペシャリスト(社労士)
  • ITスペシャリスト(アナリスト、データサイエンティストなど)
  • 一級建築士

いわゆる特殊能力を持っている人たちってことです。

そうでない人は50代でも転職は可能ですが、収入を増やすどころか現状の収入を維持することすら簡単ではないのが実情です

つまりは、今の収入に不満があっても特殊なスキルがないのであれば、50代を過ぎて転職するのは年収面だけ見れば得策ではないのかもしれません。

50代も何歳までなら大丈夫か?

20代、30代であれば前半でも後半でもさほど変わりません。

ですがこの潮目は40代を境に一気に変わります

40代前半と40代後半、41歳と48歳では天と地ほど案件数、待遇も変わってきます。

当然ながら51歳と58歳では、40代よりもさらに案件数、待遇に差が付きます。

50代も前半であればいろいろと選ぶこともできますが、55歳を過ぎているのであれば残念ながら少ない牌から選ぶしかありません

転職は勢いも大事です。

特に40代後半になってしまっているのであれば、まごまごしていたらあっという間に転職可能な時期は過ぎ去ってしまいます。

50歳以上のITエンジニアの転職は?

ITのエンジニアであれば50歳を過ぎても転職先は結構あると思います

前述した「50代以上にターゲットを絞って求人募集をかけている企業」というのも、求人内容を見てみると大抵がIT系の企業ですので、IT業界の人材難はそれほど深刻ということです。

とはいえ、楽観視していると50代で売れ残る人材になってしまいますので、その点は注意が必要です。

50歳以上の人材に求められるのはこんなレベル。

  • 自発的に業務をこなせる
  • 経験値が高い
  • マネジメントができる
  • 勤怠が悪くない
  • 新しい技術も吸収する柔軟性がある

せめてこれくらいのレベルにあるか、もしくは圧倒的にスキルが高いかのどちらかです。

こんな人たちであれば高望みしなければ転職先は結構あるはずです。

ピカタロウ

起業間もないベンチャー企業などは人材確保にさらに苦しんでいます。

このような会社なら中高年でも意外な好待遇で迎えてくれる可能性もありますよ。

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50代のITエンジニアが収入を増やすのなら

50代のITエンジニアが収入を増やしたいのなら、正社員よりもフリーランスの方が確立が高いでしょう

いくらい高齢化、少子化といえども、各企業は定年間近の人材を正社員雇用するリスクはあまり取りたくありません。

とはいえ、猫の手も借りたいくらい人材がいない。

であれば、ある程度自由に取引が出来るフリーランスの方が使い勝手がよくなります。

ある程度のスキルがあり、人格的にも問題のないフリーランスであれば、企業としては是が非でも契約したい人材になるはずです。

フリーランスであれば、仮に年金をもらえる年代になっても年金を控除される心配もありません。

もし50代になりシステムエンジニアとしてもっと稼ぎたい!

という要望が高いのであれば、私はフリーランスを強く推奨しますね。

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