今ITエンジニアが転職するなら狙い目は官公庁系【不況時代の転職市場】

ここ数年、少子高齢化による労働力不足により日本の各企業は人材難に苦しんでいました。

そのため、転職市場は稀にみる売り手市場となっていました。

ところが、その風向きはコロナウイルスにより一気に変わってしまい、各企業は生き残りをかけて求人を絞ってくることは間違いありません。

これから先、訪れる不況の中、ITエンジニアにとって狙い目なのは官公庁系をメインに取り扱っている企業になるかもしれません。

本記事はあくまでも個人的予測による内容となっています。

転職を考えているITエンジニアの参考になれば幸いです。

不況の中の転職

不況になると狙い目なのはどの業界なのか?

これから先数年間、大きな不況に陥るのは火を見るよりも明らかです。

世界各国で経済を止めてコロナ対策をしているんですから、リーマンショック以上の不況になる可能性は大きいと考えるのが妥当です。

そんな状況でも強いのは、政府系の案件を担当している企業です

ひろゆき氏は、持続化給付金の中抜き問題で話題になった電通こそこの不況下で最強!と唱えていますが、あながち的外れではないでしょう。

民間の取引は今後大きく減少するはずですので、言い方は悪いかもしれませんが、税金を使った案件を取り扱っている会社がある意味一番安泰なのです

しばらく安定するのは官公庁系

IT系企業で今もっともコロナウイルスの影響が少ないのは、官公庁系をメインに取り扱っている企業のようです。

官公庁案件は、予め決められた予算の中で動いていますので、コロナの影響でいきなりプロジェクトが無くなるということがないのが大きな要因です。

ただし!!

安定しているのは、予算が確定している今年度ということは注意が必要です。

来年度以降の予算案次第でずっと安定しているかどうかはわかりませんのでご注意ください。

官公庁案件を取り扱える企業は少ない

とはいえ、官公庁案件を取り扱える企業はそれほど多くはありません

官公庁案件を請け負うためには、それ相応の実績と企業規模が必要になりますし、国内の企業がメインとなりますので、いわゆる外資系の企業は対象から外れてきます。

ピカタロウ

以前、大規模な官公庁プロジェクトに参画したことがありますが、霞が関だけでなく日本全国の庁舎に対応する必要がありますので、とても中小企業では手に負えません。

この辺は、IT企業と言えども建設の大手ゼネコンと同じような感覚なのかもしれません。

とはいえ小さな会社でも請け負える規模の案件もありますので、官公庁系をメインにしている会社は不況にも負けない会社なのかもしれません。

コロナウイルスだけじゃなく、日本は災害の多い国家ですので、環境・防災などのシステムに力を入れている会社も狙い目かもしれません。

そもそも今転職すべきなのか?

そもそも今こんなご時世で転職すべきなのでしょうか?

と聞かれたら、個人的には今無理して転職する必要はないのでは?と思います。

ピカタロウ

以前、今フリーランスに転身すべきか?という記事を書きましたが、今無理してフリーランスになる必要はないと思われます。

転職も同じコト。混乱しているこの時期に無理して転職するのは得策とは言えないと思います。

コロナ騒動の今フリーランスに転身するのは有りなのか?【フリーランス市場調査】

ですが、こんな想いで日々過ごしている方もいるはずです。

  • どうしても今の会社に居続けることは無理
  • このまま今の会社にいたら会社が倒産しちゃう
  • 今の会社には未来が感じられない

そんな方々は、今なら官公庁系を取り扱っている会社が狙い目ですので、参考にしてみてください。