転職サイトや転職フェアに行くと【未経験者歓迎】という売り文句をところどころで見かけます。
未経験者でもなんでもいいから人が欲しい。
それだけ人材難に苦しんでいるIT業界。
ですが、一体何歳くらいまで未経験者を採用してくれるのか?
30歳IT未経験でITエンジニアになった経験をもとにお伝えします。
何歳まで未経験者を採用するのか?
未経験者のターゲット層は?
IT業界未経験者歓迎と打ち出している会社が狙っているターゲットはどの辺りになるのか?
多くの会社が欲しがるターゲットは25~28歳のラインです。
25歳という年齢は新卒で入社した社員が会社を辞めようかな?違う仕事を探そうかな?新たなスキルを身に着けたい、と悩む年ごろで一番転職に貪欲な世代です。
さらに25~28歳の世代の場合は、社会人としての経験を積んでいる人たちが多いため社会人マナー研修などを施す必要がなく、ITのスキルさえ詰め込んで上げればすぐに戦力として使える。
長期的な目線で見ても戦力になる。
なので最もIT業界が欲しがる世代となっています。
22~24歳といういわゆる第二新卒世代も若くていいんですが、すぐに会社を辞めてしまった?もしくは就職活動に失敗した人たちが多いため、企業側もあまり積極的に採用したがりません。
限界年齢は35歳?
それではIT業界未経験者の限界年齢は何歳くらいなのでしょうか?
28歳、30歳、35歳、40歳などいろんな説がありますが、総合的に判断すると35歳が限界だと思ってください。
ITエンジニア不足が叫ばれている現時点で限界は35歳。
今後この年齢はもっと引き上げられる可能性は十分考えられるでしょう。
ですが、現時点では35歳を超えたIT未経験者が、いきなり正社員雇用を勝ち取ることはなかなか難しいのが現実です。
ただ、これは条件によって大きく変動します。
業界未経験と言っても、自身が積んできた経験や能力によって差がついてきます。
目安としてはこんな感じです。
- ニート、フリーター(ネットしか知らない)・・・限界年齢25歳
- 全くのIT未経験(Word、Excelを触ってたレベル)・・・限界年齢28歳
- 自宅でサーバを構築したりプログラミングをやっていた・・・限界年齢30歳
- 学校に通って技術を習得し資格も取得してきた・・・限界年齢35歳
1のニートとかフリーターでも、学校に通ったり資格を取れば30歳を過ぎても十分IT業界のエンジニアとして雇用される可能性はあります。
現にニートからフリーターというどうしようもない20代を過ごして来た筆者でも、30歳からITエンジニアとして正社員になることが出来ましたので。
やる気次第で何とかなるものです。
IT業界未経験者が狙う会社は?
IT業界未経験が狙う会社は、客先常駐型の派遣系人材サービス会社です。
IT業界未経験者が、何よりも身に着けたいものは経験です。
エンジニアが高い評価を受けるためには、何よりも経験が必要なのです。
その経験を身に着けるために最も手軽なのが人材サービス系の会社なんですね。
IT系の人材サービス会社では未経験者を育成するための研修設備が整っています。
さらにIT系の人材サービス会社なら、業界未経験者でも参画できる案件を多数確保してますので、仕事にあぶれるという心配をする必要もありません。
ただ、会社によっては還元率が低く給与がかなり抑えめに設定されている会社も多い。
待遇面に不満を感じ、ある程度の経験値を積み重ねることが出来たら、その時は立派な経験者として転職市場に打って出ればいいのです。
最初はとにかく経験を手に入れるためにどこでもいいから就職する。
リベンジ転職はその数年後でイイんです。