転職サイトあるある!要注意なキャッチフレーズを7個紹介します

転職サイトを見ていくと大抵こんな感じで、募集する職種と釣り文句の会社のキャッチフレーズがついてきます。

インフラエンジニア ★未経験者大歓迎

各企業はこの★の後ろにくるキャッチフレーズをいろいろと工夫して、自社の求人へ来てもらおうと画策します。

もちろん、素晴らしいキャッチフレーズもあり、会社の特長をアピールできているのであれば全然問題ありません。

ですが中にはちょっとこれってどうなの?

誇張というかちょっとごまかしてない?というキャッチフレーズも散見します

ここでは、こんなキャッチフレーズには要注意というものをいくつか紹介してみます。

要注意のキャッチフレーズ

未経験者積極採用

最近というかIT業界ではよくみるフレーズですね。

未経験者積極採用って確かに聞こえはいいんですが、逆に見ればいろんなことが考えられるのです。

未経験者しか採用できない会社なの?

未経験者を多くとるということは経験者よりも売り上げ低くなるから経営状態大丈夫?

未経験者が多いってことは給与水準も低いのでは?

教育・研修制度はキチンと整っているのか?

業界経験がない人はこの手のキャッチフレーズにひかれてしまいがちなんですが、内容をよく見極めてエントリーを決めましょう。

人材定着率100%

IT業界はとにかく人の出入りが激しい業界です。

どんなに大手でも、どんなに安定した会社でも人材の流出がない企業というのは皆無です。

だからこそ定着率をアピールして、働きやすい、社員が辞めないという特徴を売り出そうとしているのでしょうが、100%というのは何かしらのトリックがあるんじゃ?

と逆に疑わしくなってきます。

おそらく過去1年は辞めた人がいなかっただとか

質が悪いところだと解雇とか会社起因で辞めた人がゼロだったとかなのかもしれません。

もしくは社員数が5~6名の会社であれば確かに定着率は100%でしょう。

IT業界はある程度人材の出入りがあって当たり前。

100%辞めない会社ってないんじゃないかと思うんですがね

転勤なし

これってITのSES、派遣をメインにしている会社なら当たり前なんですね。

大抵お客様は東京近郊にありますので、海外だとか日本の各都市へ転勤なんて最初からあり得ないお話。

しかも営業所が東京にしかないのに転勤なしってww

こんな当たり前のことを売りにしているって、それしかアピールないんかい!

と悲しくなってきちゃいます。

何年連続増収達成!

これ結構要注意のキャッチフレーズ。

増収って早い話が売り上げが上がってます!ということ。

一見すごいなぁ~とも思うのですが・・・

んじゃ利益はどうなの?

ってなりますよね。

売り上げを上げるのってそんなに難しいことじゃありません。

原価1000円の商品を2000円で100個売れば20万円の売り上げで利益は10万円。

来年はもっと売れそうだから人を増員して機械も買うぞ!

ってコストかけたら原価が2000円になった。

でもそのままの値段で売らないと売れないからお値段据え置き。

で200個売れたら売り上げは40万円で増収達成。

でも利益は0円になっちゃったから減益。

おそらく増収を売りにしている会社は、利益が上がっていないのか?もしかしたら最悪赤字になってるのかもしれません

転職活動する時は、最低限の経営的な用語は押さえておいた方がいいです。

何年連続黒字経営

これも上の例と同じです。

まだ黒字経営の方が質は良いかなぁ。。

でも黒字にもいろんなツッコミ要素はあります。

黒字って利益はどの程度なの?

黒字になっているのは構わないけど借り入れが増え続けたりしてないの?

増収はどのくらいできてるの?

増益もどれくらいできてるの?

と様々な疑問が出てきます。

10年以上増収増益、黒字経営達成!ならかなり見込みありますが、その中のどれかだけを売り出されると、それ以外の数字が悪いのを隠しているだけに感じてしまいます。

完全週休二日制

完全週休二日制ってもちろんいいんだけど祝日はどうなの?

中には完全週休二日制だから国民の祝日は休みなしだとか、祝日がある週の土曜日は出勤日にするという会社もあるそうです。

完全週休二日制プラス祝日も休みという会社なら、安心して祝日も休みが取れます。

でもそれなら完全じゃなくて普通の週休二日制の方がいいんじゃね?

という考えは完全に誤りです。

完全週休二日制は毎週二日間の休みがある会社。

普通の週休二日制という会社は、月のうち数回週休二日の日があるという会社。

例えば第一と第三は週休二日で、それ以外は週休一日という感じ。

なので完全週休二日制の方がいいにはいいのですが、言葉を逆手に取る会社もあるのでご注意ください。

年間休日130日以上

たいていの会社は年間休日120日以上を売りにしてますが、130日以上って明らかに多すぎます。

2018年のカレンダーを見ると、土日と祝日をすべて足すと117日の休みです。

2018年は土曜日や日曜日に祝日が組み込まれている日が多いので、その日は土日に含めています。

この117日に年末年始の休暇を5日プラス、夏季休暇を5日プラスしても127日です。

さらに3日もプラスで休めるってよほどの大企業?と疑ってしまいますね。

だって普通の会社ってこの127日にプラス有給休暇も入れて130日以上ですので、デフォルトが130日以上だと平均140日以上休みがあることになるのです。

有給休暇も含めてアピールしてるのでは?という疑念が出てしまいますよね

IT系のSES、派遣会社の場合、休みを多く与えすぎると売り上げも減少しますので、あまり多すぎる会社はその分危険度も高くなるかもしれません。

まとめ

転職サイトのキャッチフレーズは、転職志望者の目を引くための撒き餌です。

甘い言葉で誘っておいて、一気にフックアップしようという作戦ですので、転職志望者は極力冷静な目で判断する必要があるのです。

もちろん各企業は、うそを言っている訳ではないでしょうが、裏があるのも事実です。

興味があるキャッチフレーズがあった場合は、詳細をしっかりと確認し、さらに不明点があるのであれば面接の場で確実に確認しておきましょう。