不況で仕事が無くなる苦しみは半端ないんですよ【早期の経験活動再開へ】

緊急事態宣言が日本全国に発令され、一層自粛ムードが高まる日本。

銀座も渋谷も新宿も、核戦争でも起こったんじゃないかと思うほど人気が無くなってしまった。

もうすぐ日本中が活気に湧くゴールデンウイークだというのに、旅行も行けず、イベントもできず、外食もできず・・・

このままの状況が続けば、日本経済はボロボロになり深刻な不況が訪れるかもしれません。

ネットでは「経済を回せ！」という意見と「今は経済よりも命！」という意見がぶつかっているみたいですが、本当に経済よりも命でイイんですか？

不況になって仕事が無くなると、どれだけ悲惨かわかって言ってるんですか？

バブルがはじけた後のロストジェネレーションの悲惨さを伝えますので、もう一度よく考えてみてほしいのです。

1 不況は人を不幸にする

不況は人を不幸にする

仕事をしたいのに仕事がない苦しみ

今、40代になっている人たちは就職氷河期を経験した世代です。

この世代の人たちは、就職活動で30社、50社にエントリーしてもまったく相手にしてもらえない。

就職して仕事がしたいのに、なかなか就職させてもらえなかった世代です。

就職活動に完全敗北を喫した自分は、就職することができず大学卒業後行き場を失ってしまいました。

幸い両親が健在で、住む家もあったので明日食うことの心配をする必要はありませんでしたが、社会のどこにも自分の居場所がない苦しみはなかなか理解できないと思います。

夜眠りについても明日の朝起きてやることが何もない
朝起きる必要すらない
自分が起きようが起きまいが、社会は一切困らない
自分は社会にとって何の役にも立っていない
自分の居場所がどこにもない

この虚しさは本当に半端なくツライ。

仕事がない自分の居場所がない苦しみは、精神をグイグイとえぐっていくんです。

このまま自粛が長引き、不況が深刻化すれば、仕事をしたいのに仕事に就けない人たちがガンガン増えてしまう危険があるんです。

生活保護に頼ればイイって本気ですか？

これは厚生労働省が発表している自殺者の推移ですが、バブル経済がはじけ、山一証券が経営破綻した1998年に急激に増加しています。

厚生労働省HPより参照

現在は人口の減少もあり自殺者数はなだらかに減少していますが、また大きな不況がやってきたら自殺者が急増するかもしれません。

会社が倒産したくらいで死ぬことはない
自己破産なんか気にする必要ない
解雇されたって次の仕事を見つければイイ
最悪生活保護に頼ればイイ

こんな軽々しい意見を目にすることもありますが、本気でそう思っているのでしょうか？

大体の人は「自分より下がいる」安心感が欲しいわけですよ。
クラスでも会社でも自分は最下位じゃない、自分より下がいるからプライドが保てるワケ。
だから最下位の人がいなくなって自分がビリになると猛烈な劣等感が襲ってくる。
最低限の生活保護には可能なら落ちたくないんだよ。

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) April 22, 2020

会社が倒産して仕事が無くなっても生活保護なりで最低限の生活はできるじゃん！
って簡単に言うけど、一般家庭の人たちは「最低限の生活」なんてしたくないのよ。
裕福でなくてもいいけどある程度自分が望んでいる生活ラインはあるわけ。
だからこのまま自粛が続いて経済回らないと困るんですよ。

— ピカタロウ＠副業システムエンジニア (@piccataro) April 15, 2020